「配当性向」利益に占める株主への配当還元率

2022/02/20 20:00

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配当性向とは、会社が1年で上げた利益(税引き後の利益)のうちどれくらい株主に対して配当金として支払ったのかを割合で表している指標です。 日本企業の多くは当期の利益額を考慮せず、1株当たり例年同様の決まった配当金額の支払いをすることが多いため、一般的に配当性向は好況期が低く、不況期は高くなる傾向があるといわれています。

配当性向とは、会社が1年で上げた利益(税引き後の利益)のうちどれくらい株主に対して配当金として支払ったのかを割合で表している指標です。 日本企業の多くは当期の利益額を考慮せず、1株当たり例年同様の決まった配当金額の支払いをすることが多いため、一般的に配当性向は好況期が低く、不況期は高くなる傾向があるといわれています。

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100

配当性向が高い会社は、利益の多くを配当として株主に還元しているといえます。 ただし利益を配当金の支払いに充てる分、内部留保は少なくなります 。配当性向配当に対しての会社の姿勢を表す指標なので、配当性向が高いか低いかだけで会社の良し悪しを判断するのは得策ではありません。

配当性向が低い企業の中には、配当金として支払われない利益を自己資金として蓄え、設備投資や事業拡大のための資金、自社株買いなどに回し企業の成長のために使う場合もあります。【お金の単語帳】