体の状態を診断する「検診」や「健診」。どちらも同じように「けんしん」と読みますが、2つの意味は微妙に異なります。「〇〇検診(もしくは健診)」の〇〇に入る言葉は、職場・学校・メタボ・がん…と様々です。
内容によって使い分けられている「検診」と「健診」ですが、どのように違うか分かりますか?
健診内容や頻度については労働安全衛生法で定められる
「検診」とは特定の病気を早期発見するための検査です。「検診」で代表的なものは「がん検診」です。市町村で行うがん検診において、厚生労働省では科学的根拠に基づき効果のある検診項目を定めています。
指針で定めるがん検診によると、肺がん・乳がん・大腸がんは40歳以上の人が、胃がん検診は50歳以上の人が受診対象です。子宮頸がんは20歳以上の人が対象者となります。
「健診」とは健康診断の略で、病気を予防するために健康状態を確認する検査です。健康診断の実施は労働安全衛生法によって事業者に義務付けられています。労働者もまた事業者が行う健診を受けるよう定められています。
健診の内容や頻度は、労働安全衛生法に基づく安全衛生規則で定められています。基本的な定期健康診断は年に1回ですが、過酷な環境での労働者は6か月以内ごとの健診が必要です。また海外に6か月以上派遣する労働者も、派遣前後に健診が必要です。
そのほか労働衛生の観点から特に有害な業務を行う場合は、特殊健康診断を行うこととされています。例えば塩酸や硝酸などを発散する場所で労働する者には、歯科医師による健診が必要です。
解答:「検診と健診」の違いとは……
検診とは病気を発見する検査で、健診とは病気を予防する検査です。「健診」が付く言葉には職場健診や学校健診、メタボ健診などがあります。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年3月2日公開記事)
