特別気配とは、株式の売買注文で、買い・売り注文のどちらか一方に注文が偏り、売買が成立しない場合、投資家に株価の注文状況を特別に周知させるために出される気配値です。

特別気配には特別買い気配と特別売り気配がある

取引所は直近で成立した株価と比べ、気配値の更新値幅の範囲内で売買注文が入っていれば即時に売買を成立させます。

しかし、更新値幅の範囲を超える株価で売買どちらかに多くの注文が入っている場合は、即時に売買を成立させず特別気配が表示されます。 見合った注文が入るまで気配値を更新値幅の範囲内で3分ごとに更新させますが、 その間売買は停止状態となります。

直近で成立した株価より高い値段で多くの買い注文が入っている場合は、特別買い気配といい、「買い」が優勢であることを表します。安い値段で多くの売り注文が入っている場合は、「特別売り気配」といい、売りが優勢であることを表しています。

特別気配は、寄り付き前からザラ場中に表示され、投資家に周知することで株価の急激な乱高下を防いでいます。【お金の単語帳】