「ファンドラップ」金融機関に資産の運用を一任する

2022/03/28 19:00

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ファンドラップは、金融機関が投資家の資金を、代理で運用・管理を行うサービスです。 金融機関は、投資家と投資一任契約を締結し、運用のプロが投資家の許容できるリスクの範囲内で複数の投資信託などの投資対象を組み合わせ、ポートフォリオを築きます。運用が始まると、定期的にリバランスされ、運用経過が報告されます。 投資一任契約とは

ファンドラップは、金融機関が投資家の資金を、代理で運用・管理を行うサービスです。

金融機関は、投資家と投資一任契約を締結し、運用のプロが投資家の許容できるリスクの範囲内で複数の投資信託などの投資対象を組み合わせ、ポートフォリオを築きます。運用が始まると、定期的にリバランスされ、運用経過が報告されます。

投資一任契約とは、投資家が金融機関に資産の構築や売買の判断、注文の執行などの権限を包括的に委任するものです。

ファンドラップのメリットとリスク

ファンドラップは、プロが選別した複数の投資信託に分散投資し、為替・信用・市場変動などのリスクを抑えることが期待されます。

このため投資に掛ける時間が持てない投資家や、退職金などのまとまった資金を長期運用したい方には向いているといわれています。

ただ長期投資を前提とした安定的な資産運用を目的としていますが、必ずしも高利回りで運用できるとは限らず元本割れのリスクもあります。

また手数料は他の金融商品より高く設定されていることが多いです。手数料は投資対象銘柄の入れ替えごとに掛かるのではなく、運用開始日から3カ月ごとなどの期日で、資産残高に対して一定料率が課せられる”基本報酬型“や、運用成績に連動する”成功報酬型“があります。【お金の単語帳】