知らない番号からの着信があると、振り込め詐欺などのトラブルが頭をよぎる人も多いでしょう。知らない電話番号から電話がかかってきたらどうすればよいのでしょうか。トラブルの発生を防ぐ5つの方法をお伝えします。
1「知らない番号からの電話」には出ない
知らない電話番号の多くは「出てはいけない電話」です。振り込め詐欺などの犯罪者からの電話や、悪質なセールス電話などがそれに該当します。
宅配業者など、知らない番号でも問題ないケースはありますが、それでも知らない番号からの電話には出ない方がいいでしょう。その行動が、トラブルから我が身を守る強力な盾になります。
2着信履歴から電話番号を検索する
着信履歴から知らない電話番号を検索するのも、トラブルを防ぐ上で有効です。「電話に出ない」を徹底した上で、電話番号の検索を行ってみましょう。
ここでは、検索でわかる「トラブルのリスクが高い電話番号」の例をいくつか挙げます。
1 音声ガイダンスやアポインターが言葉巧みに個人情報の提供を求める
2 不用品の引き取りと称して高価な貴金属を二束三文で買い取る
3 電話番号を検索しても身元がわからない
いずれの電話番号も、トラブルに巻き込まれるリスクが非常に高いものです。しかし、検索でどこから電話が来たかわかれば、その番号が危険かどうかの判断が容易にできてトラブルを回避しやすくなります。
3「知らない番号が残した留守電」が迷惑電話かどうかを確認する
知らない電話番号が残した留守電が迷惑電話かどうか確認するのも、トラブルを避ける上で有効です。
先述した通り、宅配業者など問題のない業者が留守電を残すことは多々あります。
ただ、留守電には犯罪目的の巧妙なメッセージも含まれており、中には対応に迷うケースもあります。その場合は、家族など信頼できる第三者に相談するのがおすすめです。
一人だと対応に困るケースでも、そこに第三者が入れば正しい判断ができます。決して一人で悩まず、すぐ第三者に相談しましょう。
4着信拒否設定を行う
知らない電話番号の着信拒否設定を行うことも、トラブル回避に有効な方法です。
特に、悪質な業者や身元がわからない電話番号を着信拒否することで、トラブルを未然に防げる可能性が高くなります。
5うっかり、電話に出ても個人情報を口にしない
知らない番号からの電話にうっかり出てしまった場合でも、絶対に個人情報を口にしないのが鉄則です。
通話時間が長くなるほど個人情報漏洩のリスクは高まります。個人情報を口にする前に電話を切ってしまいましょう。
なお、電話を切る際に強い拒絶の言葉を発するのはNG。相手の逆切れでこちらに危険が及ぶ恐れがあるからです。
極力黙ったまま、静かに電話を切るのがベターです。
「知らない番号からの電話には出ない」のがトラブルを防ぐ上でベストな方法
まず徹底すべきベストな方法は「電話に出ない」ことです。それを前提としながら他の方法をあわせて実践すれば、トラブルを未然に防げるでしょう。
文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。
(2022年4月23日公開記事)