逆に傷つけるかも……身内が亡くなった人に言ってはいけないNG言葉3選

2022/07/28 17:18

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突然の訃報連絡は、気持ちが動転してしまう方もいるでしょう。ましてや身内が亡くなった人なら、さらに大きなショックを受けているはずです。だからこそ少しでもなぐさめようと、言葉をかけたり励ましたりしている人もいるかもしれません。しかしその言葉、逆に傷つけてはいませんか?今回は、万一に備えて、身内が亡くなった人に言ってはいけな

突然の訃報連絡は、気持ちが動転してしまう方もいるでしょう。ましてや身内が亡くなった人なら、さらに大きなショックを受けているはずです。だからこそ少しでもなぐさめようと、言葉をかけたり励ましたりしている人もいるかもしれません。しかしその言葉、逆に傷つけてはいませんか?今回は、万一に備えて、身内が亡くなった人に言ってはいけないNG言葉を3つ紹介します。

大往生でしたね……

大往生という言葉は、仏教用語から来ており、「苦しまず安らかに亡くなる」といった意味があります。しかし大往生とは遺族が使う言葉であって、周りの人が遺族にかける言葉としては不適切です。

いくら長生きをした人であっても、遺族からしたら「まだ長生きして欲しかった」と思っているかもしれません。そのため他人が自分のものさしで考えないように注意しましょう。

泣いていては故人が悲しむから元気を出して!

身近な人が亡くなった場合の心のダメージは計り知れません。そのため、簡単に「元気を出して」と声をかけるのは無神経です。

たしかに、「遺族に元気になってほしい」という気持ちは分かりますが、悲しみから立ち直るには時間がかかります。むしろ一緒に悲しんで寄り添ってあげるように心がけましょう。

どうして亡くなったの?

悪気なく興味本位で死因を聞く人がいます。どんなに悪気がなくても死因を聞くのは失礼です。また終末期の様子を聞くのも避けるべきでしょう。

遺族は葬儀の準備などで忙しく気持ちの整理もできていない状況です。その遺族に死因を聞くことで、その当時の様子や故人の死を改めて思い出させてしまいます。遺族の気持ちを考えれば、絶対にしてはいけない質問だと心得ておきましょう。

遺族に寄り添う気持ちを忘れず自分だったらと想像しよう

余命宣告を受けていた場合でも突然の死でも、遺族にとっては同じ死です。どうしたって故人が戻ってくることはありません。この悲しみは他人には計り知れないため、安易な声かけは控えたほうがいいでしょう。「もし自分がその人の立場だったら……」と考えて行動することで、相手を傷つける言動は避けられるかもしれませんね。

文・山村望愛

(2022年5月4日公開記事)