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つみたてNISAの次のステップは?中級者の投資先3選

2022/09/05 16:55

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「つみたてNISA」は投資初心者に人気ですが、買えるのが投資信託に限られていることもあり、運用に慣れてくると、投資の幅を広げたいと考える人も多いでしょう。投資も経験に応じてステップアップすることが大切です。初心者向けの、つみたてNISAの“次の投資”として3つの選択肢があります。 1 「節税」がピンとくるなら──iDe

つみたてNISA」は投資初心者に人気ですが、買えるのが投資信託に限られていることもあり、運用に慣れてくると、投資の幅を広げたいと考える人も多いでしょう。投資も経験に応じてステップアップすることが大切です。初心者向けの、つみたてNISAの“次の投資”として3つの選択肢があります。

1 「節税」がピンとくるなら──iDeCo(イデコ)

「節税」という言葉がピンとくる人はiDeCoイデコ)を検討しましょう。

iDeCoは年金ですが、NISAと並ぶ代表的な税金の優遇制度です。自分で商品を選んで運用しながら年金を積み立てます。最大のメリットは、掛金を所得から控除でき、毎年の所得税・住民税を節税できることです。

特に年収が高いほど、iDeCoの節税効果は大きくなります。サラリーマン・OLが毎月2万積み立てると、年間の節税額は7万2,000円、30年で216万円もの節税効果が得られます(所得税率20%、住民税率10%の場合)。

ただし、iDeCoつみたてNISAと違って自由に引き出すことができません。60歳以降の受け取り開始まで資金がロックされることに注意しましょう。

2 「攻めの投資をしたい」なら──アクティブ型の投資信託

リスクをとってでもリターンを狙う「攻めの投資」を始めたいなら、「アクティブ型の投資信託」を検討してみるとよいでしょう。

アクティブ型とは、日経平均などの市場平均を上回るリターンを狙う投信で、リスクが高い分、期待リターンも高くなります。これに対して市場平均と同じリターンをねらうスタイルをインデックス型と呼びます。

つみたてNISAでも投資信託は買えますが、ほとんどがインデックス型です。つみたてNISAで買える投信は、インデックス型が183本あるのに対し、アクティブ型は23本しかありません(このほかETFが7本。2022年6月30日現在)。

アクティブ型はインデックス型より値動きのリスクは高まりますが、株の個別銘柄に投資するよりは値動きが激しくないため、つみたてNISAの次のステップに最適です。ただし、インデックス型より運用にかかる信託報酬などのコストが高い傾向にある点には注意しましょう。

3 「不労所得を得たい」なら──米国株の高配当銘柄

米国株は日本株より配当利回りが高く、配当の回数も多いことが特徴。米国株の高配当銘柄に投資すれば、「配当金」という不労所得を得られます。

日本企業にも配当金を出しているところはありますが、配当回数は年1〜2回。これに対し、米国株では年4回配当を実施する企業がたくさんあります。また、コカ・コーラなど約60年の連続増配記録を持つ企業もあります。世界的に有名な企業や消費者としてよく利用する企業なら投資してからの情報も得やすいでしょう。

つみたてNISAでせっかく投資をスタートしたなら、経験値に応じて投資の幅を広げ知識に磨きをかけてください。色んな金融商品や運用スタイルを試す中で、自分に合う投資手法が見つかるはずです。

文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

(2022年7月5日公開記事)

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