日本株が下がっている中、投資先として米国株を検討している人もいるでしょう。コカ・コーラやマクドナルドなど日本でもなじみのある企業の多い米国では、高い配当を出しているところが少なくありません。日本では配当金は年1、2回という企業がほとんどですが、米国では4回出すところが多いようなので、株価がふるわなくても配当で利益を狙えます。
コカ・コーラは連続増配59年の記録を更新中
コカ・コーラは、59年間、毎年配当金が増えている連続増配企業です。配当利回りは約3%あります。
投資家なら誰もが知っている“オマハの賢人”ウォーレン・バフェット氏は、何十年にもわたってコカ・コーラの株を持ち続けていることで知られています。
コカ・コーラの株価は7月7日現在、63.41ドルなので、8,623円から買えます(1ドル136円で計算)。
マクドナルドは年利2%超で年4回配当金がもらえる
マクドナルドの配当も年4回(予想配当利回りは2.24%)です。株価は7月7日現在、251.46ドルなので、34,198円から買えます(1ドル136円で計算)。
ファイザーは年利約4%を誇る連続増配の高配当銘柄
コロナワクチンの開発企業であるファイザーは、予想配当利回り3.67%で、12年連続増配しています。年間売上高が約5兆7,500億円にものぼる巨大企業で、世界的に高いシェアを誇ることから、将来性も期待できます。
7月7日現在、52.75ドルなので、7,174円から買えます(1ドル136円で計算)。
円安に注意しながら米国株への投資を
今は円安のため、これから米国株に投資するなら為替レートが気になるところです。
しかし、米国株は今年に入り、少し下がっているものの、長期でみれば日本株よりも上昇していますし、上でも触れた通り、米国企業には配当の回数や額が魅力的なところが少なくありません。
長期でアメリカ経済がよくなると考えるなら、米株への投資を考えてもいいでしょう。ただ、よく知らない企業、専門性の高い事業を展開する企業に投資するとなると、情報収集や分析が大変です。まずは消費者としてなじみのある身近な米国企業に着目してはいかがでしょうか。
文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月10日公開記事)
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