非課税で積立投資ができるつみたてNISAですが、購入できる金融商品にはどんな種類があるのでしょうか。また、資産運用初心者が買うべきなのはどんな商品なのかも確認しておきたいところです。
株式型とバランス型の2種類がある
つみたてNISAでは金融庁が指定した数百種類の投資信託や一部のETFを購入できますが、その内容は「株式型」と「バランス型」に分けられます。
株式型は、その名のとおり国内外の株式に投資して運用される投資信託で、バランス型は株式以外に債券や不動産なども組み合わせて運用されます。
株式型は対象となる企業の成長によって大きなリターンを期待できますが、その反面リスクも大きくなるというデメリットがあります。
それに対してバランス型は、値動きが株式と逆相関になりやすいという特徴があります。ボラティリティが小さい債券を組み合わせることでリスクヘッジが可能ですが、その分期待できるリターンは小さくなります。
初心者ならバランス型か全世界株が最適
初心者がこれからつみたてNISAを始めるなら、まずはリスクの低いポートフォリオを作る必要があります。
複数の銘柄を組み合わせてリスクを管理しながら運用するのもアリですが、初心者にはややハードルが高いでしょう。
そんな人は、まずはバランス型か、全世界株を始めとする投資対象の広い株式型の銘柄を1つ購入するとよいでしょう。
これらの投資信託はリスクが小さいだけでなく、分散投資の配分をファンド側が調整してくれるため、自分で複数の銘柄を運用する必要がなく、単体でもバランスの良い運用ができます。
まずはこのようなローリスクでシンプルな運用から始めて、成果が出てきたら少しずつ利回りの良い米国株などの銘柄も取り入れていくのが、初心者には最適なルートと考えられます。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月20日公開記事)
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