老後にお金に困る人には共通点があります。中には、現役時代に高収入だったにもかかわらず老後破産してしまう人もいるようです。そこで今回は、老後破産になりかねない人の特徴を3つ紹介します。
自分の年金額や退職金額を把握していない
年金も退職金も、老後の生活を考えるうえで確実に知っておかなければならない情報です。あるかないか、いくらあるかによってその後の生活が大きく変わります。
定年退職も見えてくる50代の時点でこれらを知らないということは、お金に無頓着・無計画な兆候が見られます。老後破産を防ぐには、事前に老後のお金と仕事をどうするか作戦を練っておくことが重要です。
退職金を当てにしすぎる
老後の生活費の大きな柱は、年金と貯金、そして退職金の3つです。今は退職金が期待できない会社もありますが、幸いにして退職金が支給されそうなら老後のための資金と考えておきましょう。
退職金を当てにして高額な分譲マンションを買ったり、車のローンを組んだりすると、老後のための資産が減るだけではなく、予想していた退職金の金額より少なかった場合に老後もローンを払う羽目になるかもしれません。
子や孫にお金を使いすぎる
年金生活になると多かれ少なかれ働いている時より生活費を切り詰める必要があります。時間ができたからといって子供や孫にお金を使いすぎると、老後資金はあっという間に無くなってしまうでしょう。
また、相続税がかかるからと早い段階から子供に生前贈与をすると、老後資金が足りなくなり、逆に子供から援助をしてもらわなければ生活ができなくなるかもしれません。子や孫に何かしてあげたい気持ちはわかりますが、まずは自分たちの生活を第1に考えましょう。
老後破産を防ぐためには資金計画が不可欠
健康寿命が伸び、人生100年時代とも言われる昨今、定年後の人生も30〜40年続く人も多くいます。老後はお金の流れが現役時代とは大きく変わるため、資金計画はなくてはならない大切な準備です。
仕事、収入、体力が減っていく中でもしあわせに過ごし続けるために、現在と将来のお金について一度じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
文・fuelle編集部