物価の値上がりにより、日々節約に励んでいる人も少なくないでしょう。ただし、節約も行き過ぎてしまうと、「どケチ」と認定されてしまうこともあります。では、「倹約家」と「どケチ」の境界線はどこにあるのでしょうか。
人のために出費するのを嫌がる
無駄な出費を減らすのが節約の原則ですが、お世話になった方へのお礼の品や冠婚葬祭など人のための出費も無駄と感じる人もいます。
感謝のため、お祝いのためなど、ここぞ、というときに惜しまずお金を使えるのは、倹約家の証拠です。反対に、誰かのための出費に文句を言ったり、見返りだけを期待したりしていると、どケチ認定されてしまいます。
とにかくお金を使いたくない
お金を貯める理由は、何かの目的を達成することにあります。普段は節約して生活していても、必要な時の出費は惜しみません。しかし、いつ何のためにいくら使うといった計画性があるわけではなく、とにかく出費を嫌い、何が何でもお金を使わない人もいます。
無料のティッシュは絶対にもらう、飲食店でおしぼりやコーヒーシロップを持ち帰る、メイク直しをテスターでまかなうなど、何かお得なものを見つけるとすぐに飛びつき、限度を超える行動をしていては、どケチ認定されて当然です。「無駄」と「必要」をきちんと見極められるかという点も、倹約家とどケチの境界線になります。
周りを利用して節約しようとする
自分で節約を頑張るのは自由ですが、周りを巻き込んでまで節約しようとする図々しい人もいます。例えば、おごりのときだけ飲み会に参加する、みんなへのお土産をたくさん持ち帰る、割り勘のときは多く注文するなど、周囲への気遣いができない行動をする人です。
周囲の痛い視線もなんのその!とにかく払いたくないという意思を貫けるのが、どケチな人の特徴です。そんな行動を繰り返していると、次第に誘われなくなってしまうかもしれません。
使うべきところで使えるかどうかが境界線!
倹約家が節約する目的は、いざというときに備えるためです。しかし、行き過ぎてしまうとお金への執着心の強さを周りに露呈し、どケチ認定されてしまいます。
倹約家とどケチは似て非なるもの。どケチな言動を繰り返していると、お金は貯まるかもしれませんが人は離れてしまうでしょう。
文/編集・fuelle編集部
画像・ladimirfloyd/stock.adobe.com
(2022年10月27日公開記事)