「PBR」低いと割安。目安は“1倍”

2021/04/30 01:32

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「PBR」とはPrice Book-value Ratioの略で、現在の株価がその企業の資産価値に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PBRの数値は低いほうが割安と判断され、1倍が株価の底値の目安のひとつとされています。1株当たり純資産はいわば企業の解散価値といえるので、PBR=1倍は株価と解散価値が同

PBR」とはPrice Book-value Ratioの略で、現在の株価がその企業の資産価値に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PBRの数値は低いほうが割安と判断され、1倍が株価の底値の目安のひとつとされています。1株当たり純資産はいわば企業の解散価値といえるので、PBR=1倍は株価と解散価値が同じ水準だと判断されるからです。ただ、最近では1倍割れの銘柄も多く見られ、新興企業では純資産が少ないためPBRが高くなるなど、その数値だけでは判断しづらくなっているのといえます。

算出の方法は、株価を1株当たり純資産(BPS:Book value Per Share)で割って算出します。

似たコトバとして、「PER」(株価収益率)があります。これは、1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度で、現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。【お金の単語帳】