「PER」低いと割安だが、将来に期待できる会社は高くなる傾向

2021/03/19 01:36

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PER(株価収益率)とはPrice Earnings Ratioの略で、1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度で、現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。算出方法は、株価を1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)で割ります。 PERの

PER(株価収益率)とはPrice Earnings Ratioの略で、1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度で、現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。算出方法は、株価を1株当たり純利益EPS:Earnings Per Share)で割ります。

PERの数値は低いほうが株価は割安と判断されます。ただ、PERが何倍だから割安、割高という絶対基準はなく、業種によって水準は異なるので、同じ業種内で比較する際に有効です。なお、一般的に利益成長の高い会社ほど将来の収益拡大の期待が株価に織り込まれるため、PERは高くなる傾向があります。

似た言葉として、「PBR」があります。これはPrice Book-value Ratioの略で、現在の株価がその企業の資産価値に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PBRの数値は低いほうが割安と判断され、1倍が株価の底値の目安のひとつとされています。【お金の単語帳】