乗務員は「青タン」が勝負! タクシー業界の業界用語「青タン」って何?──【ビジネス・業界用語】

2022/12/06 11:00

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近年はタクシー業界もIT化が進み、乗車の予約はスマホのアプリからできる時代となりました。利用客は駅で乗り場に並んだり、大通りまで歩いたりする必要はありません。特に通勤や「青タン」の時間帯はロスタイムなく乗車ができることから、ニーズが高いようです。 「青タン」は、乗務員の稼ぎどきを指していますが、この業界用語を知っていま

近年はタクシー業界もIT化が進み、乗車の予約はスマホのアプリからできる時代となりました。利用客は駅で乗り場に並んだり、大通りまで歩いたりする必要はありません。特に通勤や「青タン」の時間帯はロスタイムなく乗車ができることから、ニーズが高いようです。

「青タン」は、乗務員の稼ぎどきを指していますが、この業界用語を知っていますか。

「青タン」はあの機械のこと

「青タン」は、タクシーの深夜割増時の料金メーターを指します。東京のタクシーは、22時から5時までの間は深夜割増料金になりますが、その時間帯になるとメーターの色が自動で青く変わることから、そう呼ばれています。青に変わるメーターはおもに、関東方面のタクシーに備えつけられています。

深夜料金は日中よりも20%割増となりますが、料金が単純に20%分高くなるわけではありません。メーターは、走行距離で上がっていく仕組みになっているため、上がる距離が20%分短くなるということです。

首都圏の運賃が15年ぶりの値上げ

国土交通省は、2022年11月14日に東京23区と武蔵野市および三鷹市のタクシー運賃を15年ぶりに値上げしました。値上げの目的は、コロナによる利用客の減少や燃料高で厳しいタクシー業界の労働環境を改善するためです。

改定後の普通車での初乗り運賃は「1.096kmまで500円」で、以後の加算運賃は「255mごとに100円」です。深夜料金は20%割増になるため、初乗り距離が約0.913km(1.096㎞÷1.2)に縮まり、加算運賃は212.5m(255m÷1.2)ごとに上がるため、日中より高くなります。

文/編集・dメニューマネー編集部

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