かっぱ寿司vs.はま寿司「年収が高い」のはどっち?

2022/12/06 10:00

現在何かと話題のかっぱ寿司とはま寿司ですが、社員の年収にはどれくらい差があるのでしょうか。最新の年収や、過去5年間の推移を比べてみましょう。 平均年収でははま寿司が40万円ほど上回る かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイト <7421> の平均年収は約417万円。それに対して、はま寿司は約452万円。はま寿

現在何かと話題のかっぱ寿司とはま寿司ですが、社員の年収にはどれくらい差があるのでしょうか。最新の年収や、過去5年間の推移を比べてみましょう。

平均年収でははま寿司が40万円ほど上回る

かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイト <7421> の平均年収は約417万円。それに対して、はま寿司は約452万円。はま寿司のほうが40万円ほど高いことが、それぞれの最新の有価証券報告書と、社員によるクチコミ情報サイトのデータからわかります。

差が広がるかっぱ寿司とはま寿司

次にカッパ・クリエイトと、はま寿司を展開するゼンショーホールディングス <7550> の平均年収について、過去5年間の推移を見てみましょう。

年度 カッパ・クリエイト ゼンショーホールディングス
2022 約417万円 約625万円
2021 約424万円 約600万円
2020 約458万円 約618万円
2019 約436万円 約610万円
2018 約431万円 約605万円
(出典:それぞれの有価証券報告書より編集部作成)

ゼンショーホールディングスは、はま寿司だけでなくすき家やココスなど複数の大手外食チェーンを抱えているため、この数字がそのまま、はま寿司の年収というわけではありません。

しかし、こうして推移を見ると、もともとの差に加えてカッパ・クリエイトはやや減少傾向で、ゼンショーホールディングスは微増していることがわかります。

コロナ禍でも好調の回転寿司市場、成長は今後も続く?

国内の回転寿司市場は、外食産業が苦戦するコロナ禍の中にあっても、10年前と比べて約1.6倍の規模に拡大し、店舗数も増加しています。コロナ禍によるテイクアウト需要をつかんだハンバーガーに次いで、好調な市場であることが帝国データバンクのデータからわかります。

2021年度の売上に関しては、2020年度に比べて約600億円も増えていることからも、堅調ぶりがうかがえます。

一方で、今回取り上げたかっぱ寿司のほかに、スシローやくら寿司といった業界トップ層による不祥事も相次いでいます。また、折からの円安や物価の高騰により、値上げの動きも広がっています。

回転寿司ならではの「安さ」を売りにしづらくなってきている今、どこでライバルとの差別化を図ればよいのでしょうか。トップ層に関しても、今後ますます差が広がっていく可能性が高く、目が離せない業界です。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
絶対避けたい!「老後破産」特集
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
いつ借りる?借り換える?「住宅ローン」
積立NISAを始めるタイミングは2022年がベスト?(外部)
お金が貯まる?「風水・占い」特集