コロナや不景気が続く中で、うつなどで休職をする人が増えている。休職して心配なのは給料、生活費のことだが、4日以上連続で仕事を休むと「傷病手当金」が申請できる。これは、いくらもらえるのだろうか。また受け取るにはどうしたら良いのだろうか。
傷病手当金は給料の3分の2ほどがもらえる
傷病手当金がもらえるのは、具体的には会社を連続して4日以上休んだときに、「4日目以降、休んだ日」に対して。最大で1年6ヵ月で、額はおおむね月給の3分の2。書類を協会けんぽか保健組合に提出する。
傷病手当金をもらっている人の理由として多いのは、うつなどの精神的な病気で30%以上もいる。次いで多いのがガンだという。コロナで休んだ場合も申請できる。
注意点はすぐにもらえるわけではないこと
傷病手当金をもらう上での注意点は、初めての申請だと受け取るまでに1〜3ヶ月ほどの時間がかかることだ。そのあいだ休職をしている場合は収入がゼロになってしまうので注意が必要だ。
医師に書いてもらう書類も2週間ほどかかることが多い。休職中は先のことまで考えられないかもしれないが、生活のためにも、早めに動いたほうがいいだろう。
このほかの注意点として、休職期間に会社から傷病手当金より多い報酬が支給されたらもらえないといったこともある。
ほかにも働けなくなってもらえるお金はある?
働けなくなってもらえるお金としては、就業不能保険などもあるが、当然これは加入している人だけが対象だ。
また、仕事での病気やケガの場合は労災保険がおりることもあるが、うつなどの場合はよほど残業時間が長いときや、パワハラなどの証拠がないと難しいのが現状のようだ。
文/編集・dメニューマネー編集部
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