NISA・つみたてNISA

初心者は「NISA」と「つみたてNISA」どっちをやるべき?

2022/12/06 19:00

NISA口座での投資を考えている人は、2種類のNISA(つみたてNISAと一般NISA)のどちらかを選ぶ必要があります。 11月25日、岸田総理が第3回資産所得倍増分科会でNISA恒久化の実施を宣言しましたが、具体的な内容は決まっていません。 これから投資を始める人は、つみたてNISAと一般NISAのどちらを選べばよい

NISA口座での投資を考えている人は、2種類のNISAつみたてNISAと一般NISA)のどちらかを選ぶ必要があります。

11月25日、岸田総理が第3回資産所得倍増分科会でNISA恒久化の実施を宣言しましたが、具体的な内容は決まっていません。

これから投資を始める人は、つみたてNISAと一般NISAのどちらを選べばよいのでしょうか。

まとまった資金がない人はつみたてNISA

まとまった資金がない人は、毎月少しずつ積み立てて資産を形成できる「つみたてNISA」を選ぶほうがよいでしょう。つみたてNISAの上限金額は年間40万円(月3万3,333円)で、証券会社によっては月1,000円から投資できます。

つみたてNISAの対象商品は、金融庁が厳選した216本の投資信託に限定されています。つみたてNISAが始まった時と比べて低コストの投資信託が増えているため、投資初心者でも始めやすいでしょう。

余裕がある人や個別株に投資したい人は一般NISA

資産に余裕がある人や個別株に投資したい人は、年間120万円まで投資できる「一般NISA」を選ぶほうがよいでしょう。つみたてNISAでは購入できない、トヨタやAppleなどの個別企業の株式に投資できます。

年単位なら一般NISAからつみたてNISAへの変更もできるため、ある程度一般NISAで投資してからつみたてNISAへ移行することもできます。

NISA恒久化を待つ必要性はほとんどない

NISA恒久化の具体的な内容が決まっていない以上断言はできませんが、NISAの恒久化を待つ必要性はほとんどないでしょう。

資産所得倍増プランでは「一般NISAつみたてNISAの上限額の増加を図ることで資産所得倍増の目標達成に向けて、家計の投資環境を整備する」という内容の記載があります。

一般NISAや、つみたてNISAを利用している人が不利になるような制度変更は考えにくいです。

投資を始めたいと思っているなら、早めに証券会社のNISA口座を開設しましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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