NISA口座での投資を考えている人は、2種類のNISA(つみたてNISAと一般NISA)のどちらかを選ぶ必要があります。
11月25日、岸田総理が第3回資産所得倍増分科会でNISA恒久化の実施を宣言しましたが、具体的な内容は決まっていません。
これから投資を始める人は、つみたてNISAと一般NISAのどちらを選べばよいのでしょうか。
まとまった資金がない人はつみたてNISA
まとまった資金がない人は、毎月少しずつ積み立てて資産を形成できる「つみたてNISA」を選ぶほうがよいでしょう。つみたてNISAの上限金額は年間40万円(月3万3,333円)で、証券会社によっては月1,000円から投資できます。
つみたてNISAの対象商品は、金融庁が厳選した216本の投資信託に限定されています。つみたてNISAが始まった時と比べて低コストの投資信託が増えているため、投資初心者でも始めやすいでしょう。
余裕がある人や個別株に投資したい人は一般NISA
資産に余裕がある人や個別株に投資したい人は、年間120万円まで投資できる「一般NISA」を選ぶほうがよいでしょう。つみたてNISAでは購入できない、トヨタやAppleなどの個別企業の株式に投資できます。
年単位なら一般NISAからつみたてNISAへの変更もできるため、ある程度一般NISAで投資してからつみたてNISAへ移行することもできます。
NISA恒久化を待つ必要性はほとんどない
NISA恒久化の具体的な内容が決まっていない以上断言はできませんが、NISAの恒久化を待つ必要性はほとんどないでしょう。
資産所得倍増プランでは「一般NISAやつみたてNISAの上限額の増加を図ることで資産所得倍増の目標達成に向けて、家計の投資環境を整備する」という内容の記載があります。
一般NISAや、つみたてNISAを利用している人が不利になるような制度変更は考えにくいです。
投資を始めたいと思っているなら、早めに証券会社のNISA口座を開設しましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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