中古スマホを使っている人の割合が高くなっています。2022年の調査では所有率11.6%で、2年前、2020年から約2倍に増えていますし、2016年からは6倍以上になっています(MMD研究所調査、対象は18歳~69歳の男女)。
なぜ最近、中古スマホの売れ行きが好調なのでしょうか?中古スマホ購入時の注意点も確認しておきましょう。
中古スマホが売れている理由は?
中古スマホの売れ行きが良い理由として、まず新品のスマートフォンの価格が高くなっていることがあります。最新の機種はパソコン1台と変わらない値段になっています。中古であっても少し前の機種であれば、今でも問題なく使える上に安いとあれば、選ぶ人が増えても不思議ではありません。
このほかにも、中古スマホの取り扱い業者が品質に問題ないかしっかりチェックして販売していること。通信費が安くなったことから、スマホを複数台持つ人が増えていることもあるでしょう。
人気の機種はiPhonen8やAQUOS sense2など
売れ行きの伸びている中古スマホですが、中でもよく売れているのはiPhone SE(第2世代)のようです。第2世代は2020年発売と比較的新しいにも関わらず、既に後継の第3世代が出ていることから安く、2万円台でも手に入れられたためでしょう。
このほか中古スマホの人気ランキング上位に入っているのは、iPhone 8や、AQUOS sense2(シャープ)やGalaxy A22 5G(サムスン)などです(2022年7月〜9月)。
買う前に絶対に確認すべきこと
中古スマホを買うときの注意点は、現在のOSや最新のアップデートの対象外の機種があることです。たとえばiPhone7は、最新のiOS 16アップデートの対象外です。
もう一つ注意が必要すべきなのは、中古スマホの中にはSIMカードを差し込んでも通話やSMSなどの機能が使えない端末があることです。
これは、以前の利用者が代金を払っていなかったり、盗難品だったりして、キャリアからネットワーク利用制限を受けているためです。こうした端末を「赤ロム」といいます。
赤ロムに該当するかどうか確かめるには、IMEIと呼ばれる15桁の端末識別番号を確認することです。これは中古スマホを売っている店やウェブサイトで確認できます。スマホ本体でも確かめられます。このIMEIを携帯電話会社のウェブサイトなどで入力すれば、赤ロムかどうか分かります。
文/編集・dメニューマネー編集部
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