子ども向け英語教材「ワールドワイドキッズ」のサービスが終了すると発表され、運営するベネッセコーポレーションの発表に対し、利用者から批判の声が上がっている。
中には「8歳までのサポート」に惹かれて入会したが、2ヵ月ほどでサービス終了通知を受けた人もいるようだ。
高額な料金を支払ったのにも関わらず、サービスが十分に受けられない事態は避けたい。契約時にどんなことに注意すべきか確認しよう。
注意点1 クーリング・オフ制度の対象か?
高額な教材を買っても、子供が興味を示さないこともあるので、すぐに解約する場合に備えて、クーリング・オフ制度の対象かどうかは確かめておこう。
セールストークで「英語耳は〇歳まで」、「脳が柔らかいうちに」と言われ、「たしかにそうだなぁ」と勢いで契約しても、子供がやらなければもったいない。
たとえば訪問販売で教材を買った場合、契約書面を受け取った日を含めて8日目までがクーリング・オフ期間になることが多い。
注意点2 教材以外の費用が発生しないか?
教材を買って支払いは完了したと思っていても、入会時に割引を受けるために販売元の会員になり、その会費を気づかずに払い続けているケースもあるようだ。
こうした会員サービスは、教材のサポートや、会員限定のイベントに参加できることがあるようだが、「実際に入ってみたらサポートやイベント参加はあまり使わないので要らなかった」ということも多い。
不要になったら退会できるか、契約時に確認しよう。退会すると自分が必要なサービスが受けられるのなら、会費の額についてもランニングコストとして認識しておかなければいけない。
注意点3 サービスが終了した時ときのサポートはどうなるか?
ワールドワイドキッズのように、突然サービスが終わった場合でも、教材だけで学習できるのか考えておきたい。教材だけで十分なサポートが受けられないなら、学習成果は上がらないかもしれない。
契約時には、サービスが終わることなど夢にも思わないだろうが、念のため救済措置があるのか事前に確かめておくべきだろう。
なおワールドワイドキッズは発表後に大きな騒動になったことを受け、現在、公式サイトで会員向けにお詫びと今後の対応に関する文章を出している。それによると、契約、予約済みの教材は届けられるほか、相談や道具の不良交換などにも対応するという。
文/編集・dメニューマネー編集部
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