アルバイトやパートの最低賃金が2022年10月、全国平均で過去最高となる31円引き上られましたが、これを機に時給のアップをしてもらうにはどう交渉すればいいのでしょうか。
時給の値上げ交渉する前に確認すべきこと
まず値上げ交渉する“資格”が自分にあるのか振り返りましょう。
遅刻していないか、急な欠勤を何度もしていないか、勤務態度は良いか、服装は決められた通りにしているか、指示通りに仕事をこなしているか、与えられている仕事が充分にこなせているか──。
これらが値上げ交渉の前提となります。自分では頑張っているつもりでも、遅刻や急な欠勤が多い従業員の時給をあげようとは思われません。
自分の能力や意欲をアピールする
その上で、アピールできる材料を確かめましょう。
たとえば売り上げに貢献した、自分から商品を買ってくれるお客様がいったことです。こうした自分の実績・能力を見直して、交渉時にアピールしましょう。
また、飲食店であれば食品衛生責任者といった公的な資格や、社内資格などを取ることで自分の意欲をアピールすることもできるでしょう。
値上げ交渉するタイミングは?
また交渉はタイミングも重要です。アルバイトやパートを始めてどれくらい経っているかを踏まえ、任せてもらえる仕事が増えた、リーダーになったといった時に交渉してみましょう。
どれくらい在籍してから交渉すべきかという点については、業種や職場、他の従業員の在籍期間にもよるため、一概には言えません。ただ入ったばかりなのに時給アップを交渉すると、「自己主張だけ強い」と見られてしまって交渉は成立しません。
また、定期面談や契約の更新が控えているならチャンスです。こうした際に、上司や事業主のほうから昇給を含めたステップアップの話を切り出してくれることもあります。
そうしたタイミングを控えているなら、しっかり積極的にアピールしておきましょう。
特に飲食店では慢性的にアルバイトが不足しており、平均時給も上がり続けています。さらに今は、忘年会や新年会で繁忙期です。こうした時期に、積極的にシフトに入って意欲を見せ、スキルアップしたことをアピールすれば、値上げ交渉がうまくいく可能性を上げられるでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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