「告知義務」保険契約時の告知事項の報告義務

2022/12/14 06:00

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告知義務とは、保険契約をするときに、契約者または被保険者が保険会社に対して、告知を求められた事項について正確に告げる義務です。 告知は、口頭ではなく告知書に書いて保険会社に出します。虚偽の報告や記載内容に明らかに落ち度があった場合は「告知義務違反」で契約が取り消され、保険金が支払われないことがあります。 保険ごとに告知

告知義務とは、保険契約をするときに、契約者または被保険者が保険会社に対して、告知を求められた事項について正確に告げる義務です。

告知は、口頭ではなく告知書に書いて保険会社に出します。虚偽の報告や記載内容に明らかに落ち度があった場合は「告知義務違反」で契約が取り消され、保険金が支払われないことがあります。

保険ごとに告知事項は異なる

生命保険の告知事項は、主に被保険者の契約時点での健康状態や職業、過去の病歴や障害があるかどうかなどです。

生命保険は、多くの契約者が保険料を出しあってお互いが保障を受ける仕組みのため、病歴がある人や、病気にかかっている人、危険な職業についている人と、それ以外の人で保険料を分けています。負担を公平にするためです。

損害保険の告知事項は、自動車保険、火災保険、障害保険など保険ごとにそれぞれ異なります。

たとえば、自動車保険は記名被保険者の年齢や免許証の色、さらに車の形式、使用目的や他の損害保険契約など(重複保険契約)の情報です。

損害保険の保険金は、一つの事故や災害に対して、一契約分の被害額(損害額)のみが支払われます。そのため、重複契約があっても保険金を二重には受け取れません。【お金の単語帳】