定額保険は保険を申し込んだ時点で、保険金額、給付金額、年金額が決まっている保険です。保障額は、契約時に定められたまま、変わりません。

種類は多く、終身保険、定期保険、養老保険、医療保険などがあります。保険料の支払い方法は、平準払い(月払い・半年払い・年払いなど)と一時払いです。

保険金や給付金さらに解約払戻金も契約時に確定

定額保険が評価されるのは、もらえる保険金や入院給付金が決まっているという安心感からです。

死亡または高度障害と認定を受けた場合や入院などの事由が起きたときに、受け取れる死亡保険金や高度障害保険金、入院給付金の金額が契約の時点で、すでに決まっています（免責期間は除く）。また、保険期間が満期を迎えたときも、契約時に定められた満期保険金が受け取れます。

もし途中解約をした場合は、契約時に決められた解約払戻金額が戻ってきますが、払い済みの保険料を下回る可能性が高いため、注意が必要です。これは、解約返戻金を割り出す際に、支払った保険料と払戻率（返戻率）をもとにするからです。 　 「定額保険」に対して、「変額保険」という商品もあります。こちらはその名の通り、保険金額、給付金額、年金額が変わります。保険会社が保険料を国内外の株式や債券等に投じて運用を行い、その運用実績により保障金額が上下します。【お金の単語帳】