寒さの厳しい冬、株式市場で期待される「ウインターストック銘柄」とは

2022/12/16 07:00

2022年から23年にかけての冬は、ラニーニャ現象で厳しい寒さになると言われていますが、寒さの厳しい年は、株式市場で冬物衣料、エアコンなどに関連した「ウインターストック銘柄」が買われやすい傾向があります。 ここ10年ほどのうち、寒さの厳しかった2011年、2012年、2013年、2017年、2021年の11月末から翌年

2022年から23年にかけての冬は、ラニーニャ現象で厳しい寒さになると言われていますが、寒さの厳しい年は、株式市場で冬物衣料、エアコンなどに関連した「ウインターストック銘柄」が買われやすい傾向があります。

ここ10年ほどのうち、寒さの厳しかった2011年、2012年、2013年、2017年、2021年の11月末から翌年1月末の株価を比べると、関連銘柄の平均上昇率はいずれの年も日経平均株価を上回っていました。

冬用タイヤ・カー用品が売れて儲かる

積雪の時期は、ノーマルタイヤに比べて価格の高いスタッドレスタイヤやタイヤチェーンなどの売れ行きが良くなります。

国産タイヤメーカーの横浜ゴム <5101> やカー用品チェーンのイエローハット <9882> 、オートバックスセブン <9832> などにも関心が向かうと予想されます。

エアコンやストーブなどの需要が増える

また、エアコンやストーブなどの冬物家電・暖房器具も販売が伸びると期待されます。家電量販店のビックカメラ <3048> 、リサイクルショップのトレジャーファクトリー <3093> などにも恩恵が見込まれます。

寒さの厳しかった2021年12月~2022年1月のビックカメラの月次売上高を見てみると季節家電を含む「家庭電化商品」の売上高はいずれの月も前年同月を上回っていました。

マフラーやコートなどの利幅の大きい冬物衣料が売れる

コートなど厚手の冬物衣料は、シャツなどの薄手の夏物衣料に比べて利幅が大きいことからアパレル企業にとっても寒い冬はビジネスチャンスとなります。

衣料小売りのしまむら <8227> では、肌着や靴下、寝具やインテリアなどの冬物の実用商品が売れる傾向があります。

ユニクロやジーユーのファーストリテイリング <9983> ではヒートテックやダウン、フリースなどの主力商品の販売が伸び、売り上げにつながっています。

今回取り上げたウインターストック銘柄はあくまでも一例です。厳冬で業績の伸びる企業はこの他にもありますので、いろいろと連想してみるよいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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