買い物やキャンペーンでポイントをもらうと、所得税がかかることがあります。ポイ活をしていて税金を取られることなんて本当にあるのでしょうか。
買い物で付いたポイントが「お店独自」のものなら非課税
買い物をしてもらったポイントが「お店独自のポイント」の場合、所得税はかかりません。値引きをしてもらったことと同じと考えられるからです。
値引きなら新たに所得が生じたわけではないので、所得の扱いにはならず、税金もかからないのです。
この場合、ポイントの額に関係なく非課税なので、たとえば高額な家電製品を買って何千円分ものポイントが付いても所得税はかかりません。
ポイントが「共通ポイント」なら所得税の対象になる
しかし、買い物をして貯まったポイントが、ほかのお店でも使える「共通ポイント」なら課税の対象になります。そのお店が値引きしたわけではなく、ポイントそのものが“所得”の扱いになるからです。
ポイントサイトの抽選やキャンペーンでポイントをもらったときも、所得が生じた扱いになります。
ただ実際に課税されることはほぼない
ただ、もらったポイントが所得とみなされたとしても、実際には所得税が課税されることはないでしょう。というのも、これらのポイントは「一時所得」とみなされ、一時所得は年間50万円まで税金がかからないからです。
年間50万円分のポイントをもらうには、還元率1%なら買い物した額が5,000万円を超えることになり、これほどの買い物をする人はほぼいないでしょう。このため、ポイントをたくさんもらっても、所得税を課せられることは基本的にないといえます。
文・大垣秀介(マネーライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年12月18日公開記事)
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