NISA・つみたてNISA

2024年から「NISA」の制度が変わる?いまから始める人がしたいこと

2022/12/21 17:00

2024年に始まる新NISAにより、現行の一般NISAやつみたてNISAは生涯投資枠1,800万円、年間最大360万円まで投資できる制度に変わります。2023年から一般NISAやつみたてNISAを始めたい人は、制度変更にどのように対応すればよいのでしょうか? つみたてNISAから始めたほうがよい 投資初心者の人は、資産

2024年に始まる新NISAにより、現行の一般NISAつみたてNISAは生涯投資枠1,800万円、年間最大360万円まで投資できる制度に変わります。2023年から一般NISAつみたてNISAを始めたい人は、制度変更にどのように対応すればよいのでしょうか?

つみたてNISAから始めたほうがよい

投資初心者の人は、資産に余裕がある人を除いてつみたてNISAから始めるほうがよいでしょう。

つみたてNISAは年間40万円までしか投資できませんが、毎月3万3,333円の上限金額は大半の人にとって少額ではありません。

つみたてNISAの平均投資額は毎月1万8,000円、全体の30%以上が毎月1万円未満の投資額というアンケート結果もあります(一般社団法人投資信託協会、2021年12月調査)。

資産に余裕がない人は、投資できる銘柄や株数が限られます。少額から投資信託を積立できるつみたてNISAのほうが、投資しやすいでしょう。

お金に余裕がある人は一般NISAを考えたほうがよい?

お金に余裕がある人は、一般NISAを選択してもよいでしょう。2023年の1年間しか使えませんが、120万円を株式などに投資して長期保有できるなら、先に一般NISAを開設して投資枠を使い切るのも一つの手です。

証券口座に配当金を入れる方式(比例配分方式)を選択すれば、投資利益だけでなく配当金も5年間非課税です。

2023年につみたてNISAや一般NISAを始めるときの注意点

2023年につみたてNISAや一般NISAを始める人は、2024年の新NISAに切り替えるときに再度手続きが必要になる可能性が高いため、注意が必要です。

NISAつみたてNISAで投資できる枠が年間40万円から120万円に、一般NISAは年間120万円から240万円に拡充されて、新NISAの「成長投資枠」に変更されます。

つみたてNISAへの一本化にも見えますが、令和5年度税制改正大綱には「現行のNISAつみたてNISAは2023年末で買付を終了」とあるため、現在の制度から完全に切り替わる公算が大きいです。切り替え時には、何らかの手続きが必要になるでしょう。

一方で、つみたてNISAや一般NISAは生涯投資枠1,800万円とは別に計算されるため、2023年につみたてNISAを始めれば40万円、一般NISAを始めれば120万円多く投資できるというメリットがあります。

少々手間はかかりますが、老後資金や将来の資産形成のために2023年からつみたてNISAや一般NISAを始めてみてもよいかもしれません。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
絶対避けたい!「老後破産」特集
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
いつ借りる?借り換える?「住宅ローン」
積立NISAを始めるタイミングは2022年がベスト?(外部)
お金が貯まる?「風水・占い」特集