人生100年時代といわれる中、定年して毎月の給料がなくなったら心配と考える人は多いでしょう。長い老後生活で、貯金が底をつき破産してしまう事態だけは避けたいですよね。そこで今回は、老後破産に追い込まれてしまう人の特徴をまとめました。
住宅ローンの返済で退職金をあてにしている
老後の生活費の柱は、年金と貯金、そして退職金の3つです。住宅ローンの返済に、この中の1つである退職金をあてにしている人は要注意です。
老後資金に回せる退職金が減るのも問題ですが、この場合繰上げ返済ができない状態の家計、つまり貯金も少ないケースがほとんどだからです。
子どもにお金をかけすぎている
教育費など、子どもにお金をかけすぎている人にも老後破産の危険があります。
比較的多いのが、教育費にお金をかけすぎるケースです。また、孫にお金をかけすぎる人も危険です。そこでお金を使うと十分な老後資金を貯められず、老後破産を起こしやすくなります。
それを防ぐためには、今から「子どもにお金をかけすぎない」「子どもに経済的自立を促す」「困ったら公的機関に相談する」の3点を心がけたいところです。
生活水準を下げられない
老後に入るお金はほとんどの人が年金だけなので、確実に現役時代に比べると少なくなります。生活水準を下げられないとどんどんお金は減ってしまいます。
老後破産に陥らないためにも生活水準を見直す必要があるでしょう。家賃や通信費などの固定費を削減するなど、簡単かつ持続的にできる節約方法を試してみてください。
夫婦で老後のお金について話し合っておくことも大切
健康寿命が伸びた現代では、夫婦は定年後も数十年ともに連れ添っていくことになる可能性が高いです。そうなった時に、現役世代とはお金の流れが全く変わるので、収支計画や使い方については事前によく話し合っておくことが重要です。
夫婦間でお金の話をタブーにしている人もいるかもしれませんが、一歩間違えると取り返しのつかないことになる可能性もあるので、勇気を出して一度しっかり話し合う時間を取ってみてはいかがでしょうか。
文・fuelle編集部
(2022年12月24日公開記事)