コロナ禍でブームを巻き起こした「ヌン活」。王道を行くのならば、優雅な気分に浸れるホテルのラウンジですが、カジュアルなカフェやレストランのメニューでも十分に堪能できます。2022年のユーキャンの新語・流行語大賞にもノミネートされ、さらに注目度が増しています。ブームの火付け役は、若い女性たちのSNS投稿といわれていますが、この「ヌン活」は、何かの略称です。
一体「ヌン活」は何の略語でしょうか。
「ヌン活」は自分へのご褒美
「ヌン活」は、アフタヌーンティー活動の略語です。ちなみに、アフタヌーンティーそのものは「ヌン茶」と呼ばれています。
アフタヌーンティーの起源は、19世紀のイギリスで貴族の女性たちが開いていた優雅なお茶会です。当時は、朝食と遅めの夕食が一般的だったため、16時頃に紅茶を飲みながらティースタンドに美しく盛り付けたスイーツやスコーン、サンドイッチなどを食べていました。この軽食がアフタヌーンティー文化として根付き、貴婦人たちの社交の場となりました。
「ヌン活」は若い女性から支持
日本にアフタヌーンティーが入ってきたのは1975年頃で、昭和のバブル期にもブームとなり、再び2020年ごろから若い女性を中心に人気を集めるようになりました。今回のブームの理由は、ホテル業界の顧客を呼びこむ営業戦略と、若い女性たちの「SNS映え」を求めるニーズがうまくかみ合ったことと考えられます。
「ヌン活」の認知率や利用意向などの調査をおこなったLINEリサーチによると、「ヌン活」の認知は2割強とまだ少ないものの、男性に比べて女性の認知度は10%ほど高い結果となりました。
また、20代女性の25.4%は「ヌン活」をすでに体験していて、「ヌン活をしたい」と答えた女性は全世代で6割を超えたことからも、女性からの注目度の高さがわかります(全国男女1056人、2022年12月5日調査)。
文/編集・dメニューマネー編集部
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