ちょっと外出する際、「エアコンは消したほうがいいのか？」と悩んだ経験のある人も多いでしょう。何分くらいの外出ならエアコンを消したほうがいいのでしょうか。

付けっぱなしと30分毎にオンオフでは付けっぱなしが安い

エアコンの暖房では、1日中付けっぱなしにするのと、30分毎にオンとオフを繰り返すのでは、付けっぱなしのほうが安いことが多いです。

ダイキン工業 <6367> の試算によると、1日中付けっぱなしにすると約16.1kWh、435円程度のお金がかかり、30分ごとのオンとオフをすると約23.9kWh、645円程度のお金がかかります。1日中付けっぱなしのほうが200円程度安くなります。

また時間帯によっても電気の消費量に違いがあり、日中よりも夜間や早朝のほうが消費量が少なく、電気代が安い傾向にあります。

30分程度の外出は付けっぱなしのほうが安い

30分程度の外出であれば、基本的に付けっぱなしにしていた方が安いです。なぜなら一度温度が下がってしまうと、再度暖めるには多くの電力を消費するためです。

家の構造にもよりますが、気温が10度以下で30分程度の外出をすると、室温は5度程度下がるので、温度を上げるのにエアコンがフル稼働し、電力の消費が大きくなります。

また、1〜2時間の外出であれば、気温によって付けっぱなしにするか、一度オフにするかを決めるといいでしょう。目安としては気温が3度以下だと室内も冷えやすいので、3度以上ならオフにする、3度以下なら付けっぱなしにするといいでしょう。

最新のエアコンではアプリでオフにすべきかどうか分かる

最新のエアコンでは、アプリに連携すると気温などを計算して、付けっぱなしにするのか一度オフにするのかどちらがお得かを判定してくれます。

パナソニック <6752> のエオリアでは、アプリでお出かけの時間を入力すると、付けっぱなしと一度オフにした場合の電気代と、帰宅時の気温が分かります。

アプリを使えば、付けっぱなしか一度オフにするかを迷う必要もなくなるので、そういった機能の付いた機種にするのも一つの手でしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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