ソファーやベッドなどの粗大ごみは、自治体のチケットを買って決められた日に出すのが一般的ですが、ごみ処理施設へ自分で持っていけば費用を安く済ませられます。どれくらい安くなり、どんな点に気をつけたらいいのでしょうか。
粗大ごみは自分で持っていけば節約できる
粗大ごみは収集にきてもらうのではなく、自分でごみ処理施設へ持っていったほうが節約になります。
たとえば東京都港区では、持ち込みだと処理費用が0円~半額になります。一人用ソファーは回収だと800円かかりますが、自分で持っていけば400円です。
大阪市では、自分で持ち込めば10キロごとに90円の手数料で処分してもらえます。一人用ソファーは回収だと700円ですが、持ち込みだとソファーの重さ×90円の手数料ですみ、ほとんどの場合、回収してもらうより安くなります。
粗大ごみ持ち込みには注意点も 費用の違いや分別など
持ち込みのほうが安いとはいえ、注意したいこともいくつかあります。
注意点1 自治体ごとに費用が違う
粗大ごみの処理にかかるお金は自治体によって違います。品目ごとに細かく決められているので、ごみを出す前に確認しておきましょう。
また持ち込みでどれくらい安くなるかもそれぞれ異なります。まずは住んでいる地域の最新の情報を調べてみるとよいでしょう。
注意点2 分別を間違いやすい
粗大ごみは自治体によって分別や処理方法が違うため、分別するときに間違わないように気をつけましょう。
たとえば折りたためばコンパクトになるカーペットは普通ごみでよさそうですが、粗大ごみに分類されます。ほかにも傘は不燃ごみですが、10本以上になると粗大ごみ扱いになることもあります(東京都港区の場合)。
また自治体によって持ち込めない粗大ごみもあるため、迷うものは事前に確認しておくとよいでしょう。
注意点3 家電リサイクル対象品は持ち込めない
テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機などは、専門業者に引き取ってもらわないといけない「家電リサイクル対象製品」のため、粗大ごみとして出せません。
粗大ごみは持ち込む方が節約になりますが、持ち込む手間やガソリン代まで考えて行動に移したほうがよいでしょう。特に大きなものを運ぶときは、体力も必要です。
また持ち込むときは、できるだけまとめて一度で出すほうが効率的です。自分で持っていけるのか、総合的にお得なのかを考えて判断するとよいでしょう。
文・佐々木美紀(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
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