電気料金の値上げに続き、1月からはガスの値上げもあり、この冬の光熱費の節約は家計の大きな課題となりそうです。どのようにすれば、温かく過ごしながら光熱費を節約できるのでしょうか。
方法1 暖房器具を使わずに体を温める
電気やガスを使わずに体を温めれば、光熱費の節約になります。
たとえば首と手首、足首の「3つの首」を温めると血行がよくなり体温が下がりにくくなるといわれているため、寒さを感じたらここを温めたり、ふくらはぎを動かしたりするとよいでしょう。
また、体が温まる飲み物を選ぶのもよいでしょう。コーヒーや緑茶、麦茶は温かいものでも体を冷やすとされているため、生姜湯やほうじ茶、黒豆茶などを選ぶとよいでしょう。
方法2 温度を下げない工夫をする
一度温めたものの温度を下げないことも節約になります。なぜならガスも電気も、はじめに温度を上げるときに最もエネルギーを使うからです。
部屋の温度を下げないためには、床まである厚いカーテンや断熱カーテンにする、窓用断熱シートを貼るなど、窓からの冷気を部屋に入れないようにしましょう。また床から冷えないよう、カーペットの下に断熱シートを敷いてもよいでしょう。
お風呂のお湯を下げないためには、保温シートを使うとよいです。また追い炊きしなくてもいいように時間をあけずに続けて入る、給湯パネルの待機電力がかからないよう、お湯を使うとき以外は運転ボタンを切ることも、光熱費の節約になります。
トイレでは、使わないときにふたをしめしょう。保温便座の熱を逃さないことで再度温めるエネルギーを使わずにすみ、節約になります。
方法3 コンロではガスを効率よく使う
コンロを使うときはガスの無駄遣いに気をつけ、できるだけ短時間の使用で済む工夫をするとよいでしょう。
コンロは火をつけるときにエネルギーが消費されるため、いちいち消さなくていいようにひとつのコンロを使いまわすのも効果的です。煮込む時間が長くなりそうなときは、材料を先にレンジで火を通し、加熱時間を短くしてはいかがでしょうか。
ほかにも濡れたなべ底を拭いてから火にかける、ふたを使う、炎がなべ底からはみ出さないようにするなど、ちょっとした工夫で光熱費を抑えられます。
方法4 家電のフィルターを掃除する
家電のフィルター掃除も光熱費の節約になります。なぜならフィルターが詰まると、電気を多く消費するからです。
フィルターがあるのは、エアコンのほか空気清浄機やファンヒーター、掃除機、ドライヤーなどで、2週間に1度くらい掃除をするとよいでしょう。
光熱費の節約は小さな積み重ねから。簡単にできることから取り入れましょう。
文・佐々木佐奈(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
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