2022年も残すところ、あと数日。新型コロナウイルス感染症の感染拡大から3年目、オミクロン株の流行やサッカーW杯など、今年もさまざまな出来事がありました。新しい年を迎える前に、今年の主なニュースを時系列順に振り返ってみましょう。
1~3月──「まん延防止」。ゼレンスキー大統領の国会演説
オミクロン株の急激な感染拡大を受け、1月27日から「まん延防止等重点措置」が34都道府県に拡大。2月には、新型コロナウイルス感染症の感染者が国内累計500万人を超えました。まん延防止が全面解除となったのは、3月21日でした。
また、3月23日にはウクライナのゼレンスキー大統領による国会演説がオンラインで行われ、注目を浴びました。
経済界では、1月13日にアパレル大手のワールド <3612> が子供服メーカーのナルミヤ・インターナショナル <9275> を買収することを発表。2月15日にTOBが成立しました。
3月24日にはSMBC日興証券をめぐる相場操縦事件で、同社の副社長が逮捕される一幕も。
4~6月──約20年ぶりの円安。マレリHD倒産
6月26日、経産省が東京電力管内で初めて需給逼迫注意報を発令。熱中症に注意しつつ、無理のない範囲での対応を呼びかけました。
4月28日、円相場が一時1ドル131円台に急落。これは2002年4月以来、約20年ぶりの円安水準であり、各所で大きく報じられました。
6月には、自動車部品大手のマレリホールディングスが倒産。負債総額は約1兆2,000億円で、戦後最大級の経営破綻となりました。
7~9月──KDDIの通信障害。安倍晋三元首相銃撃事件
7月2日、全国でKDDIの通信障害が発生しました。この時、緊急通報も通じなかった事を受けて、障害が発生した際に他社の回線に切り替えて利用者を救済できる「緊急時ローミング」の実現を目指し、総務省が検討会を実施。12月20日には一次報告書をまとめています。
7月8日、選挙演説中の安倍晋三元首相が銃撃され、亡くなるという痛ましい事件が起こりました。この事件を機に、宗教団体を巡る問題に世間の関心が集まるようになりました。
10~12月──サッカーW杯。そごう・西武、DHC、ジェラピケ…大規模M&A
12月、サッカーワールドカップにて日本が強豪のドイツ・スペインに逆転勝利。ベスト16と大健闘しました。
この時期、経済界でも大きな動きがありました。11月11日、セブン&アイ・ホールディングス <3382> が保有する子会社のそごう・西武の全株式をアメリカの投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループに売却することを発表。
また同日、オリックス <8591> が化粧品大手のディーエイチシー(DHC)を買収することを発表しました。売却額は3,000億円規模で、創業者からの事業承継を目的としたM&Aでは過去最大規模と報じられました。
さらに11月16日には、ルームウェアブランド「ジェラートピケ」で知られるマッシュホールディングスが、株式の過半数をアメリカの投資ファンドのベインキャピタルに譲渡することを発表。こちらの売却額は2,000億円規模と報じられており、大規模なM&Aが続く月となりました。
また今年は、政府によるマイナポイント事業第2弾も実施され、話題になりました。12月20日には、マイナポイント第2弾の対象となるマイナンバーカードの申請期限が「令和4年12月末」から「令和5年2月末」に延長されています。忘れていた方は、ぜひチェックしてください。
文/編集・dメニューマネー編集部
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