厳しい寒さが予想される今年の冬は燃料価格が上がっており、政府が12月から3月末まで節電要請をしたこともあって、電気代の節約への意識が高まっています。在宅ワークで、自宅の暖房器具を使う時間も長いはず。節約しながら暖かく快適に過ごすために3つのコツをおさえましょう。
コツ1 設定温度を下げる 温度を変えると月2000円節約に?
暖房の設定温度を1℃下げると、約10%の節電になるといわれているので、エアコンの設定温度を見直し、できれば下げられないか考えましょう。環境省は暖房の設定温度を20℃と推奨しています。
同じ部屋でエアコンの設定温度を28度にした場合と、20度にした場合では、どれくらい電気代が変わるのでしょうか。
ここでは、2021年の省エネ大賞を受賞したPanasonicのエアコン「LXシリーズ」12畳用(2022年モデル)を例にとります。別のメーカーの試算では、設定温度を2度変えると節電効率が20%あがったとされるので、計算の前提とします。
28度の場合は消費電力が915W、20度では20%減の732Wと仮定し、12畳の部屋で1日10時間使うとします。
「1日あたり」と「1ヵ月あたり(30日間)」の電気代は以下の通りになります。
設定温度 | 1日の電気代 | 1ヵ月の電気代 |
---|---|---|
28℃ | 279円 | 8,370円 |
20℃ | 223円 | 6,690円 |
今回の場合、設定温度を下げると1ヵ月当たり約2,000円の節約になることが分かります。
コツ2 こまめに電源を入れたり消したりしない
エアコンは、電源を付けてから設定温度まで上げるときに多くの電力を消費するので、電源をこまめに入れたり切ったりしないほうがいいでしょう。
家にいるときやちょっとした外出時などは、電源をつけたままで室内温度を維持するほうが節電になるでしょう。
コツ3 サーキュレーターで室内の温度ムラを解消
暖かい空気は上へ移動する性質があるので、天井に向けてサーキュレーターで風を送ると、部屋全体の温度ムラがなくなり、設定温度を下げても暖かく感じやすくなります。
コツ4 加湿して快適性をアップ
人の体感温度は湿度によって変わり、同じ温度でも湿度が高いと体感温度が上がるので、加湿しましょう。そうすることで体感温度が高くなりますし、室温の上げ過ぎ、乾燥やウイルスも防げます。
最適な湿度は40~60%なので、加湿器でうまく調整して快適に過ごしましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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