「絶対にお金を減らしたくないと、元本保証の定期預金にしているという人も多いでしょうが、同じ元本保証の運用でも、金利が10倍以上も違う運用方法もあります。
金融機関の「キャンペーン」なら定期預金も金利アップ
銀行などの金融機関では、ボーナス時期などの期間限定で定期預金の金利アップキャンペーンを行っている場合があり、かなりお得になります。
たとえば三井住友信託銀行では、新規の資金で300万円以上で、5年の定期預金で金利0.25%まで金利がアップするといったキャンペーンがあります。同行の5年の定期預金金利は通常時で0.005%なので、金利は50倍です。
期間が限定されている場合が多いので、急いでいない場合にはこういったキャンペーンを待つのもありでしょう。
「ネット銀行」は店舗のある銀行より金利は高い
店舗のある銀行よりも、ネット銀行のほうが金利が高い傾向にあります。
たとえば、楽天銀行では楽天証券口座の連携で、300万円までの普通預金金利が0.1%まで上がります。
ネット銀行以外では定期預金金利は0.005%程度なので、それと比べると20倍程度の非常に高い金利だといえます。
「個人向け国債」は3種 中でも「変動10年」が注目
個人向け国債も、一般的な定期預金よりも金利の高い元本保証の運用です。
個人向け国債には「固定3年」「固定5年」「変動10年」の3種類がありますが、最も金利の高い「変動10年」では、現在0.17%という金利になっています。
「変動10年」では、半年ごとに金利の見直しがあるため、この金利が10年が続くとは限りませんが、最低金利として0.05%の金利を保証しているので、定期預金よりは高い金利で置いておけます。
倒産のリスクはあるものの「社債」も元本保証
社債は、発行している企業が倒産や破たんなどしない限りは元本保証で、定期預金などと比べて金利の高い運用です。
たとえば、ソフトバンクグループ <9984> の社債では金利は1~2%程度、楽天 <4755> の社債は1%程度と非常に高いです。
ただ企業の債券なので、その企業が倒産などをしてしまうとお金は返ってこないというリスクがあります。
元本保証の運用でもこれだけの種類があり、それぞれ金利も違います。せっかくお金を置いておくならできるだけ高い金利のものを探してみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
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