時代は平成から令和になり、昭和はもう「古すぎる」世代になってしまいました。昭和世代にとっては当たり前だったことも、令和では考えらえない常識に。そんな昭和の常識にはどんなものがあるのでしょうか?
缶詰は缶切りで開ける
今の缶詰はリングを手前に引き上げるイージーオープン缶がほとんど。一方、昭和では缶切りがないと開けられませんでした。今は缶切りの使い方がわからない、そもそも知らない子どもが増えているそうです。
自販機のジュースは瓶
自動販売機のジュースは、缶やペットボトルですよね。ところが昭和は瓶が主流。しかも自販機は栓抜きつきという親切ぶりでした。
500円はお札だった
500円といえば、大きな500円玉を思い浮かべますよね。昭和は、岩倉具視が肖像の紙幣。過渡期は、500円玉と500円札の両方が使えたんです。
洗濯機は二槽式
洗濯機といえば、全自動やドラム式が一般的。昭和は二槽式が主流でした。すすぎが終わったら、脱水機に入れなければならないのでかなり手間。とはいえ、いまだに二槽式を支持するこだわり派も存在しているようです。
エアコンがなくても平気
昭和時代は、真夏に学校にも家にもエアコンがなくても平気でした。現在は地球温暖化や環境の変化で、昔よりも気温が上昇。ですから、昔を引き合いに出して「エアコンは不要」と主張するのは通用しません。
文章の作成はワープロ
ワープロと聞くと、文書作成ソフトだと思いますよね?昭和の人間にとって、ワープロとはパソコンが普及する前の文書作成用のハードウェアのこと。フロッピーに保存可能で、熱転写プリンタを内蔵。レポートや書類作成に使われていました。
年賀状の作成はプリントゴッコ
年賀状はパソコンで作成するのが今の状況。なかには年賀状は送らず、LINEやメールで済ませるという人も。年賀状は必ず送って当たり前の昭和時代に大人気だったのが家庭用印刷機「プリントゴッコ」です。ランプを光らせるとインクが沁み、本体にセットすると印刷ができるというもの。失敗すると悲惨な年賀状になってしまいます。
昭和の常識はもう通用しない!でも懐かしさもある?
ご紹介した昭和の常識、今では考えられないものばかりですよね。知らなかったことも多いのでは?もし「懐かしい」と感じたなら、あなたは昭和の人でしょう。
文・藤野こと(フリーライター)
(2022年2月22日公開記事)