引越し費用は時期によって大きく変わります。転勤や進学などで引越し時期が選べない場合は難しいですが、自分で引越し時期が決められるなら、ある程度余裕を持って、早めに時期を検討すると、かなり安く抑えられるかもしれません。

3、4月は移動が多いので高くなりやすい

3、4月の平均引越し費用は、不動産情報サイトによると単身で5.5万円ほど、家族で17万円ほどです。この金額は、安い時期と比べて単身者で1万円ほど、家族で6万円ほど高い金額です。

高くなる利有は、卒業、入学、転勤などで引越しする人が多く、引越し業者のトラックやスタッフが足りなくなることもあるためです。さらに「高くてもいい」「仕方ない」とあきらめたとしても、予約が埋まって受けてもらえない場合もあるので、3、4月に引越しすることになりそうな場合は早めに動きましょう。

10〜2月は安くなりやすい

逆に安くなる傾向にあるのが、10月から2月だそうなので、今引越しを考えている人は3月になる前に引越ししたほうがいいかもしれません。

ここで「4月が過ぎたらまた安くなるのでは？」と思った人もいるかもしれませんが、5月はゴールデンウイークもありますし、その後は梅雨もきます。暑い夏を過ぎて9月ごろになるとまた転勤が増えるので、また引越し費用が（10〜2月と比べて）高くなるい傾向にあります。これらの時期に引越さなければいけない人以外は、10月から2月に引越ししたほうがお得です。

相見積もりと訪問見積もりも安くするコツ

時期を考える以外にも引越し費用を安くするコツは、相見積もりと訪問見積もりを使うことです。

引越し費用は業者によって違うので、複数の引越し業者で見積もりを取れば最も安い業者を選ぶことができます。

また、引越し業者と金額の交渉ができる場合があり、他の引越し業者の見積もり金額を伝えることで、引越し費用を安くしてもらえる可能性があります。特に3，4月のような忙しい時期でなければ、交渉もしやすいです。もともとの提示価格から数万円安くなる場合もあるので、積極的に交渉してみましょう。

引越し費用は物の量でも変わるため、電話やネットでの見積もりだと多めに申告してしまい、不必要に費用が高くなる可能性もあります。自宅まできてもらう訪問見積もりであれば、引越し業者のスタッフが必要最小限の量で見積もりしてくれるので、可能であれば訪問見積もりを使うといいでしょう。

引越し費用は3月に入ると高くなる傾向にあります。引越しを考えている人は、早めに行動してみてはいかがでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

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