受験生は大学に合格すれば心配事から解放されるが、親の心配はそこから。入学にはいろいろなお金がかかり、特に子供が親元を離れるなら、家を探さなければいけない。賢い家探しをするためのコツが2つある。
住まい探しの費用は平均24万円
住まい探しにかかるお金の平均は24万4,500円(全国大学生活協同組合連合会)で、具体的には、敷金、礼金や前家賃、日割り家賃、仲介手数料といった不動産の契約ではたいていかかるもののほかに、探す期間の交通費や宿泊代が含まれる。
実家から大学がある都市までの距離が遠ければ、それだけ交通費がかかるので、なるべく抑えたいところだろう。
コツ1──日帰りで済むように物件を細かく調べておく
不動産会社に行く前には、物件情報や周辺の状況についてGoogle Maps のストリートビューやSNSなどを使って確かめておこう。物件サイトには書かれていないことも分かるため、物件を見に行かなくても済ませられるかもしれない。
コツ2──初期費用が安い物件に絞る
部屋を借りるには、初期費用(前家賃や日割り家賃、敷金・礼金、鍵交換費用、火災保険料など)が高くなりがちなので、ここをなるべく抑えよう。
具体的には「敷金・礼金0円の物件」を探し、「学生マンション・アパートだけで探さない」とよいだろう。学生マンション・アパートの魅力はセキュリティや設備が充実している点だが、家賃が高くなりやすいからだ。
知っておきたい!引っ越し時点で奨学金は振り込まれない
初期費用が平均で24万円もかかるため、子供の奨学金をアテにしている人もいるかもしれないが、奨学金は入学した後に振り込まれるため、初期費用の振り込みには間に合わないことは知っておきたい。
文/編集・dメニューマネー編集部
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