株安のタイミングは、配当の高い銘柄を買うチャンスです。配当とは、企業が利益を株主に分配するものですが、株式を安い価格で買えれば、同じ額の配当をもらっても「配当利回り」が高くなるからです。
配当性向が低い=利益の変動に対して配当が減りにくい
お得な銘柄を見付ける観点として「配当利回り」と「配当性向」に注目し、東証プライム市場の1838銘柄のうち、予想配当利回りが3%以上かつ配当性向が30%以下の企業を探すと、わずか27社しかありませんでした(1月12日時点)。
なお配当性向は、企業が利益をどのくらいの比率で配当に回しているかを示す数値で、配当性向が低いほど、利益が下振れとしても配当が減らされにくい企業ということになります。
さらに銘柄を絞るために、27社のうち、今期の純利益が15%以上伸びると会社が予想している企業に限ると、8社になりました。その中から、配当利回りの高い順に5社を紹介します。
佐藤商事 配当利回り5.15%
佐藤商事 <8065> は金属などを中心とした産業機械、電子材料なども手がける専門商社です。株価は1223円で、約12万円から投資できます(1月12日終値、以下どう)。年間の予想配当額(100株あたり税引き前、以下同)は6300円です。
明和地所 配当利回り4.92%
明和地所 <8869> はマンション販売の中堅不動産会社です。株価は710円で最低投資単位は約7万円から投資できます。1月16日に配当の増額を発表し、年間の予想配当額は4500円です。
IDOM 配当利回り4.82%
IDOM <7599> は中古車買い取り、販売の「ガリバー」を運営しています。株価は671円で、約6.7万円から投資できます。年間の予想配当額は3240円です。
シンフォニアテクノロジー 配当利回り4.03%
シンフォニアテクノロジー <6507> は産業用の部品、システムなどのメーカーです。株価は1488円で、約15万円から投資できます。年間の予想配当額は6000円です。
電源開発(Jパワー) 配当利回り3.99%
電源開発(Jパワー) <9513> は水力、火力発電などを手掛けています。株価は2001円で、約20万円から投資できます。年間の予想配当額は8000円です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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