こたつを上手に活用すれば、電気代が安くなります。一般的なエアコンの1時間の電気代は約16円ですがこたつは約5円しかかからず、さらに設定温度を強から中に下げれば1年で約1,520円の節約になります。こたつの設定温度を低くしても効率よくあたたまるには、どのような方法があるのでしょうか。
方法1 断熱シートを敷く
断熱シートを利用すれば、こたつの熱が内部に閉じ込められるので、設定温度が低くても温まります。
床に何も敷かずにこたつを置くと熱が床から逃げてしまい、なかなか温まりません。こたつの敷布団の下に断熱シートを敷くとよいでしょう。暖かいだけではなく、床に傷がつくのも防いでくれます。
方法2 かけ布団を工夫する
こたつ用のかけ布団を厚手のものやサイズが大きめのものにすれば、熱が外へ逃げにくくなるので設定温度が低くても保温効果が高くなります。かけ布団に厚みがないときは、2枚重ねるのも効果的です。
一般的にこたつ布団のサイズは天板+100~130cmですが、さらに30cmほど大きなものを選ぶと床とこたつの間にすき間ができにくく、熱を閉じこめられるでしょう。
方法3 上着をはおる
こたつとエアコンやファンヒーターなどを併用するときに上着をはおれば、設定温度が低くても温まるので光熱費の節約になります。
1日9時間エアコンを使うと仮定し、外気が6℃のときにエアコンの設定を21度から1度下げるだけで、年間約1,650円電気代を節約できます。ガスファンヒーターならガス代が年間約1,320円、石油ファンヒーターなら灯油代が年間約880円も安くなります。
また、こたつだけでは寒いからとエアコンをつけるのではなく、上着をはおるなどして使用時間を1日1時間短くした場合、年間で約1,260円電気代を抑えられます。
ガスファンヒーターならガス代が約2,050円、石油ファンヒーターなら灯油代が約1,370円安くなるでしょう。
こたつを使うときは設定温度が低くても温まるよう、工夫をしてみてはいかがでしょうか。
文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
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