外国では当たり前のことが日本では浸透していないものは多く、海外から日本に来た人はそんな文化の違いに、とても不便さを感じるといいます。外国から来た人が不便に感じてしまうものには、どのようなものがあるのでしょうか。
キャッシュレス決済が使えずストレスを感じる
外国では、小さな売店などでもクレジットカードが使えるところが多く、海外の人が日本に来ると、現金主流の会計方法にストレスを感じることがあります。
日本のキャッシュレス決済比率は、2021年時点で32.5%。クレジットカードや電子マネー、コード決済での支払比率は徐々に高まっているものの、世界最高水準が80%であることを考えると、普及しているとはいえません。
特に中国など、キャッシュレス決済が当たり前の国から来た人は、現金主義の日本に驚きを隠せないといいます。
Wi-Fiを使えるところが少ない
アメリカなどでは、あらゆる施設でフリーWi-Fiや公衆無線LANなどが利用できる環境が整っていて、飲食店のみならず鉄道などの交通機関でも無料で使えるところが多いです。
特に海外の公共施設・観光施設における無料公衆無線LANの利用状況は高く、韓国は78.5%、シンガポールは80%、アメリカ54.5%です。一方、日本はわずか29.6%にとどまっています(総務省情報流通行政局)。
日本で公衆無線LANが浸透していない主な理由として、セキュリティ上の不安が挙げられます。日本人のセキュリティ意識の高さも、環境整備の遅れにつながっているのかもしれません。
英語が通じないことが多い
世界共通語である英語ですが、残念ながら苦手な日本人が多いことも事実です。
日本人の7割が「英語に対して苦手意識がある」ということが、無料英語アプリを展開するDuolingo Inc.による「全国英語学習のホンネ調査」で明らかになっています(2020年12月調査)。
実際の英語力はさておき、日本人は英語に対して苦手意識があり、自信がない人が多いことも、外国人に会った時に英語を話さない要因になっているのではないでしょうか。
また、標識や飲食施設などに英語での表記がないことも、外国人が不便に感じるポイントだそうです。
その他、広域の地図が入手しづらいことや、小さい駅にはコインロッカーがないことなども、外国人にとって不便な点として挙げられます。もし困っている外国人を見かけたら、できる限りサポートしたいですね。
文/編集・dメニューマネー編集部
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