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昔の保険は損するかも?保険見直しの3つのコツ 火災保険、医療保険、収入保障保険

2023/01/23 17:00

昔の火災保険や医療保険、収入保障保険に入ったままでは、十分な補償が受けられないかもしれない。新しい保険に入り直したほうがいいケースも少なくない。古い保険見直しの3つのコツを確かめよう。 火災保険──契約から25年以上たっている人は「新価」での契約へ 契約してから25年以上たっている火災保険(1998年以前に契約)は、災

昔の火災保険や医療保険、収入保障保険に入ったままでは、十分な補償が受けられないかもしれない。新しい保険に入り直したほうがいいケースも少なくない。古い保険見直しの3つのコツを確かめよう。

火災保険──契約から25年以上たっている人は「新価」での契約へ

契約してから25年以上たっている火災保険(1998年以前に契約)は、災害で建物が全壊したときに、建て直しや購入する費用が足りないことが多いので、再契約したほうがいい可能性がある。

1988年以前の火災保険の建物の評価は、「時価」によるもので、今の火災保険は新築・購入する費用全額が設定されている「新価」での契約が主流だ。

「時価」だとどうなるかというと、もし災害で建物が全壊した場合、その物件とまったく同じものを新築・購入する費用全額から、経年劣化で消耗した分を引かれるため、時価をもとにした保険契約だと、経年劣化分の補償が足りなくなるかもしれない。

このため、新価での契約と比較したほうがいい。

もし契約期間の途中で解約しても、残りの期間に応じた保険料は返ってくる。ただ気をつけなければいけないのは、地震保険に入っている場合だ。火災保険を解約すると地震保険も解約になるので、火災保険に入り直すなら、地震保険も忘れずに再契約しよう。

医療保険──短期入院に備え「入院保障は1日目から」へ

今入っている医療保険が、「4日間の免責」(5日目からしか保険がおりない)のものなら、日帰り入院から保障してくれる医療保険へ見直しをしたほうがいいかもしれない。

というのも、現在、入院する人の3人に1人が5日以内の短期入院のため、免責期間があると保障が下りないまま退院ということもあるからだ。

新しい医療保険は、医療の進歩に合わせて先進医療などの保障内容も充実している。治療の選択肢も広げたいならば、新しい医療保険への見直しを検討しよう。

収入保障保険──タバコを吸わない健康体の人は健康体割引を

収入保障保険に入っている人は、健康体割引があるかどうかを確かめたい。

最近の収入保障保険では健康体割引がある。これは健康状態がよく、タバコを吸わないなら保険料が下がったり保障が充実したりするものだ。

割引の基準は保険会社ごとにちがうが、BMI、血圧、タバコを1年以上吸っていないことが条件になることが多い。

一般的に、保険に入り直すと年齢が上がるため保険料も高くなるが、収入保障保険では、健康体割引で逆に保険料が下がることもあるので、一度確かめるとよいだろう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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