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複数の証券会社や銀行で投資をしている人は注意!確定申告しないと損かも

2023/01/24 07:00

複数の証券会社や銀行で投資をしている場合、確定申告をしないと損をしてしまうケースがあります。それはどういうケースなのでしょうか。 複数の会社で証券口座を持っていると損益通算してくれない 投資をして損が出た場合、特定口座なら自動で損益通算してくれるため、一つの証券会社で投資しているだけなら損得のトータルを計算する必要があ

複数の証券会社や銀行で投資をしている場合、確定申告をしないと損をしてしまうケースがあります。それはどういうケースなのでしょうか。

複数の会社で証券口座を持っていると損益通算してくれない

投資をして損が出た場合、特定口座なら自動で損益通算してくれるため、一つの証券会社で投資しているだけなら損得のトータルを計算する必要がありませんが、いくつかの会社を使っていると、他社の口座とは連携できないので、計算を自分でしなければいけません。

たとえばA証券で利益が出ていて、B証券で損失が出ている場合、両証券会社での利益と損失を足し合わせて、トータルでプラスなのかマイナスなのかを見極めなければいけません。

もし、A証券で利益が100万、B証券で損失が100万出ているとして、確定申告しなければ100万円に対する税金で約20万円を取られます(いずれもNISA口座ではない場合)。しかし、確定申告すれば利益は0円として、20万円分を取り戻せます。

損益通算の場合は確定申告期限を過ぎるとその分は戻らない

こういった場合には確定申告は必須ではないので、自分で忘れないように確定申告をしないと損してしまいます。確定申告にへ期限があり、今年だと3月15日です。期限を過ぎると税金分は戻ってきません。

確定申告は期限を過ぎてもできる場合がありますが、複数社の特定口座の損益通算は必須ではないため、期限を過ぎての申告はできません。3月15日で確定となってしまうのです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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