「平均寿命」と「平均余命」の違いって何?

2023/01/25 18:00

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人生100年時代といわれるなど、老後が長くなった現代ですが、「何歳まで生きられるのか」についての関心は誰もが持っているでしょう。この話題でよく出てくる寿命には、「平均寿命」と「平均余命」という言い方があり、なんとなく使っているかもしれませんが、これらの意味はまったく違います。 似ているようで違う平均寿命と平均余命の違い

人生100年時代といわれるなど、老後が長くなった現代ですが、「何歳まで生きられるのか」についての関心は誰もが持っているでしょう。この話題でよく出てくる寿命には、「平均寿命」と「平均余命」という言い方があり、なんとなく使っているかもしれませんが、これらの意味はまったく違います。

似ているようで違う平均寿命と平均余命の違いって何でしょうか。

どちらも簡易生命表で提示している平均寿命と平均余命

日本の平均寿命と平均余命は、厚生労働省は毎年公表している「簡易生命表」で分かります。これは、人口推計による人口と人口動態統計月報年計(概数)による死亡数、出生数を基に毎年作成されています。

「平均寿命」とは「0歳における平均余命」のことで、2021(令和3)年の平均寿命は 81.47 歳、女性の平均寿命は87.57歳です。2022年の記録をみると、世界的に男女とも80歳を超えている国は19ヵ国・地域のみ。

明治時代の終わりごろの平均寿命は50歳もなかったことを聞くと、いかに伸びているかが分かるというものです。

一方、「平均余命」とは年齢ごとにあと何年生きられるかという期待値を計算したものです。生涯に必要な資産の計算など、ライフプランの作成時に使います。

つまり、0歳児の平均余命が平均寿命ということになります。

なお、日常生活に制限のない期間については「健康寿命」と呼ばれ、2019(令和元)年時点で男性が72.68年、女性が75.38年です。

解答: 平均寿命と平均余命の違いとは

平均寿命とは0歳の平均余命のことで、すべての年齢の死亡状況を集約したものになっています。平均余命とは年齢ごとに、あと何年生きられるか期待値を計算したものです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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