お金持ちは、時間をムダにするような節約はあまりしません。水道光熱費や食費の節約で手元に残る金額は、劇的に生活スタイルを変えない限り、月数百円～数千円程度です。人によってはもっと少ないでしょう。お金持ちがやらない、タイパの悪い節約術を見てみましょう。

お金持ちがやらない節約1──月数百円くらいしか安くならない水道光熱費の節約

お金持ちは、水道光熱費の節約はしません。毎月の使用量が多い家庭なら電力会社の変更くらいはするかもしれませんが、大きな節約効果が期待できないことはやりません。

たとえば、使わないときは家電製品のコンセントを抜く、風呂の水をトイレや洗濯に使うといった節約は、回数を積み重ねれば月数百円くらいにはなります。

しかし、手間や時間がかかる上に生活は不便になります。時間をかけて、不便になることを受け入れてもたった月数百円の節約では、労力に見合わないでしょう。

お金持ちがやらない節約2──食費の節約のためにスーパーをはしごしない

お金持ちは、食費も節約しません。コンビニよりスーパーを使うなど、ある程度安く買える場所を探すことはあるかもしれませんが、特売を狙ってスーパーをはしごすることは極めて少ないです。

複数のスーパーへ行く時間がもったいない上に、同じものを買うなら金額の差は数百円程度です。行きつけのスーパーを決めてまとめ買いしたほうが、時間の節約になります。

お金持ちがやらない節約3──セール品を狙って買うことはしない

お金持ちは、セール品を狙って買うことはしません。不要なものは買わない主義です。

買い物に行って「たまたまセールだった」ことはあるかもしれませんが、セールを理由に買うことはないでしょう。お金持ちは、必要なものなら値段を気にせず買います。

何より、セールを調べている時間やレジに並ぶ時間がもったいないです。

富裕層は時間をムダにする節約はしない

富裕層は、時間をムダにする節約はしません。

月2,000円節約するために5時間かけているとすれば、時給換算するとたったの400円です。日本の最低時給は853円（2022年10月時点）ですから、最低時給の半分にも満たない労働をしているのと同じです。

時間や手間をかけて効果の薄い節約をするよりも、時間を節約しましょう。スーパーをはしごする時間や風呂の水を再利用する時間などを削れば、少なくとも毎月5時間程度は捻出できます。

増えた時間で副業に取り組めば、節約できる金額をはるかに超える収入になるかもしれません。副業ができない会社員や公務員なら、投資の勉強をして副収入を増やしてもよいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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