YouTube広告などでよく見る、「あと払い決済のペイディ」は若い世代を中心に注目されていますが、利用するときに次のことを知っておかないと金融事故を起こすリスクがあります。どんなことに注意するべきなのでしょうか。
注意点1 コンビニ払いだと手数料が高くなる
支払方法にコンビニ払いを選択すると、1回当たり最大356円の支払手数料がかかります。少額に見えるかもしれませんが、口座振替の場合は手数料無料であることを考えると、やはり口座振替を使うほうがよいでしょう。
なお銀行振込の場合、支払手数料は振込手数料となるので、銀行によって異なります。
注意点2 支払日を忘れて金融事故につながることも!
「あと払い」という決済方法の性質上、支払日を忘れてしまうことはあり得ます。もし支払期日を過ぎてしまった場合、年率14.6%の遅延損害金が発生するので十分注意しましょう。
どうしても心配な方は、毎月の請求金額が確定する前に、好きな時にコンビニ払いで利用料金を支払える「すぐ払い」を利用するという方法もあります。
手数料はかかりますが、使い方によっては金融事故を起こすリスクを減らすことができます。
注意点3 お得なポイント還元がない
ペイディには、クレジットカードや電子マネーのようなポイント制度はありません。
普段からこうしたポイントをコツコツ貯めている人にとっては、ペイディは特にメリットのない決済サービスともいえます。
高額商品の購入時は審査が厳しくなることも?クレカとの違いは
事前登録やクレジットカードの登録がいらないペイディですが、人によっては家電など高額な物を買うとき、審査に通らないこともあります。
ペイディとクレジットカードの主な違いは次のとおりです。
利用手続きや審査に時間がかかるクレジットカードと違い、ペイディはメールアドレスと携帯電話番号があればすぐに利用を始められます。
またペイディは決済完了後、すぐにスマホで利用履歴を確かめられます。クレジットカードの場合は、利用履歴が反映されるまで少し時間がかかることもあるでしょう。
さらにペイディでは、本人確認を行って「ペイディプラス」に無料でアップグレードすれば、口座振替の場合は分割回数3回までは分割手数料無料で利用できます。
注意点とメリットをしっかり把握したうえで、新たな支払方法として取り入れてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
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