「貯金したい」と思っているのに貯まらないという人は「目的」がはっきりしないからかもしれません。「なんとなくお金を貯めたい」ではなく、「これのためにいくら貯めよう」という目標・目的を作るのです。そこで便利なのが「目的別口座」です。
「目的別口座」のメリットと注意点
目的別口座は、貯金に目的を持たせたもので、目的は自動車購入、結婚費用や旅行費用など自分で決められます。メインの口座などから自動振替する設定をしておけば、貯めグセがない人も決めた日に目的別口座にお金を移動させられます。
普通口座ではなく、わざわざ目的別口座で貯金したほうがいい理由は、分けたほうが貯めやすいことです。「何をしたいか、いつまでに何円必要か」がはっきりしたほうが貯金ははかどるでしょう。
また途中の段階でも達成度が分かります。いろいろなお金が振り込まれたり引き落とされたりする口座では、どのくらい目標に近づいているのか分かりづらいものです。
「目的別口座」が作れる銀行
目的別口座が作れるのは一部のネット銀行や地銀です。
たとえば、SBIホールディングス <8473> 傘下の住信SBIネット銀行(目的別口座) では、10個まで好きな口座を作ることができます。「住信SBIネット銀行(目的別口座) 」では、口座ごとにアイコン・目標額を設定でき貯金達成度が分かるほか、代表口座からの自動振替もできるため先取り貯蓄できます。
またGMOインターネットグループ <9449> などが出資するGMOあおぞらネット銀行「つかいわけ口座」でも、10個まで口座を指定できます。こちらも定額自動振替ができ、口座ごとに設定金額を振替する機能があります。
また、支店・口座番号は個別の振込先です。ネットオークションで取引する時の入金専用口座としても使え、副業用口座としても使えます。
このほかには宮城県の地銀・七十七銀行 <8341> でもアプリで「目的別預金」を設定できるため、目標金額や期限を決めて貯金できます。代表口座から目的別貯金には、手動・自動入金が選べ、家族・友達と共有して貯めることもできます。
貯めグセのない人は、あればあるだけ使ってしまうこともあり、余ったら貯めればいいと思いがちですが、それでは貯金はできません。
何年後までにいくら必要なのか計算し、2023年は貯金をしていきましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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