「被保険者」保険の対象となる人で、生保ではその人が死亡や病気になると保険がおりる。損保では受取人

2023/01/26 19:00

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「被保険者」とは、保険の補償を受ける人または保険をかけられている人です。 たとえば生命保険(死亡保険)では、一般に、被保険者が亡くなった場合に家族などに保険金がおります。 これに対して、保険の申し込みをして保険料を支払う人は「契約者」です。被保険者と契約者が同じ場合もあれば、違う場合もあります。 生命保険の被保険者は保

「被保険者」とは、保険の補償を受ける人または保険をかけられている人です。 たとえば生命保険(死亡保険)では、一般に、被保険者が亡くなった場合に家族などに保険金がおります。

これに対して、保険の申し込みをして保険料を支払う人は「契約者」です。被保険者と契約者が同じ場合もあれば、違う場合もあります。

生命保険の被保険者は保険をかけられている人

生命保険では、死亡、高度障害、病気やけが、入院などに対して保険をかけられている人です。 被保険者が死亡したり、病気などで入院したりすると、保険金や給付金が受け取れます(なお死亡保険がおりる場合は、被保険者は死亡していて受け取れないため、これとは別に受取人を指定します)。

契約者と被保険者が 同じ人の場合は「自己の生命の保険」、別の人なら「他人の生命の保険」といいます。

「他人の生命保険」の契約の際は、被保険者は告知義務に応じる必要があり、健康状態や職業、過去の病歴など保険会社が確認する重要な事項について報告しなければいけません 。さらに、被保険者の同意が得られなければ契約は無効となります。つまり、勝手に他人に保険をかけることはできないわけです。

また、契 約内容の変更や解約の申し出の際も、被保険者の同意が必要です 。

損害保険の被保険者は保険金受取人

損害保険の被保険者は、保険事故が生じて経済的な損失を被った際に、保険会社から保険金を受け取る人です。

保険事故とは、偶然に起きた人身事故や交通事故、火災や自然災害などによる建物や家財の破損などです。被保険者は、保険会社に対してこれらの事象で生じた実損額の支払い請求ができます。 【お金の単語帳】