2022年は記録的な値上げの1年となりましたが、2023年も勢いが止まりません。今年1～4月に値上げする食料品は7,152品目で、昨年の同じ時期と比べると約1,5倍です（帝国データバンク）。値上げラッシュをうまく乗り切るために、2月の値上げ商品と家庭でできる対策をおさえましょう。

ケチャップや中濃ソースなどの調味料

カゴメ <2811> の商品は2月1日納品分から、ケチャップやトマトソースなどの家庭用食品65品が10.1～19.6%、トマトジュースなどの家庭用飲料86品が6.7～12.5%値上げされます。

ソース類でおなじみのブルドックソース <2804> も家庭用商品40品を7～22%値上げします。

炒飯やギョーザなどの冷凍食品も

冷凍食品のニチレイフーズ（ニチレイ <2871> グループ）は、2月1日納品分からほぼすべての家庭用冷凍食品を約6～20％値上げする予定です。

ギョーザが看板商品の味の素冷凍食品（味の素 <2802> グループ）も、家庭用製品51品の約6～16％値上げを発表しています。リニューアルや終売予定を除いて大部分が対象です。

発売40年、カロリーメイトは初めての値上げ

江崎グリコ <2206> も2月1日出荷分から順次値上げ。ポッキーやビスコなどの菓子類91品が7～13％、「アーモンド効果」などのチルド食品・飲料類・ベビー用食品80品が3～12%引き上げられる予定です。

大塚製薬（大塚ホールディングス <4578> ）も「カロリーメイト」（10%）、「SOYJOY」（8,7%）、サプリの「ネイチャーメイド」（14,8%以上）を値上げします。いずれの製品も発売から初めての値上げだといいます。特にカロリーメイトは1983年発売のため、40年でついに値上げされることになりました。

お菓子やお酒、清涼飲料などの嗜好品が全体的に値上がりしているので、優先順位を決めて買い物をするとよいでしょう。小麦粉の価格も高騰しているため、主食をパンやパスタからお米に切り替えるのもよいかもしれません。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・Koukichi Takahashi / stock.adobe.com（画像はイメージです）

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