つみたてNISA解約の3つの注意点 タイミングによっては損することも

2023/05/27 13:00

つみたてNISAを理由から解約する人もいると思います。、「毎月の積立額が負担になる」「まとまったお金が必要」など理由は人それぞれですが、解約時にはいくつか気をつけたいことがあります。 注意点1 売却の手数料がかかる つみたてNISAは解約自体に手数料はかかりませんが、持っていた銘柄を売るときに売却手数料がかかることがあ

つみたてNISAを理由から解約する人もいると思います。、「毎月の積立額が負担になる」「まとまったお金が必要」など理由は人それぞれですが、解約時にはいくつか気をつけたいことがあります。

注意点1 売却の手数料がかかる

つみたてNISAは解約自体に手数料はかかりませんが、持っていた銘柄を売るときに売却手数料がかかることがあり、金額は金融機関によって異なります。

解約するときは口座に残っている資産をすべて売らないといけないため、解約前は売却手数料がどれくらいかかるのか確認しておくとよいでしょう。

注意点2 損することがある

つみたてNISAは元本割れすることがあるので、持っている銘柄を買ったときよりも安いタイミングで売ると損をしてしまいます。

解約するときはできれば数ヵ月余裕をもち、その間にこまめに値動きを確認し、利益がでているときに売るとよいでしょう。

また銘柄を複数回にわけて売れば、安いときにすべて売って損をすることを防げます。

注意点3 買い付けした年に解約すると再開設や口座変更できない

つみたてNISAで商品を買い付けした年に解約すると、その年度内はつみたてNISAと一般NISAの利用ができません。これは口座を開設していた金融機関だけでなく、ほかの金融機関でも同じです。

NISAの1年間の区切りは1月から12月まで。もし1月につみたてNISAで買い付けをして2月に解約したとすると、翌年1月まで口座を開けず、その年の非課税枠を使いきれません。

もし「つみたてNISAの運用がうまくいかない」「手数料が高い」という不満があるなら、解約ではなく金融機関を変更という方法があります。ただし再開設のときと同じく、商品を買い付けした年は変更できません。

金融機関の変更は前年10月から当年9月までの間で、1年に1回だけできます。たとえば2024年中に金融機関を変えたいなら、2023年10月~2024年9月の間に手続きをします。ただし2024年の1月1日以降に1度でも買い付けをしたら、手続きは2024年10月~2025年9月になります。

文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2023年2月2日公開記事)

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