スマホを長く使っていると、バッテリーが劣化し、充電が切れるまでの時間がどんどん短くなってきてしまいますよね。ある程度の経年劣化は仕方ないですが、実は、使い方によってバッテリーの寿命を縮めている可能性もあります。スマホのNGな充電方法を理解して、バッテリーの劣化を防止しましょう。
NGな充電方法①充電のし過ぎ
バッテリーが100%になったのにそのまま充電を続けている、なんてことはありませんか?実は、充電コードにつないだままにしていると、バッテリーが100%でも充電が続いています。このように充電し過ぎることを過充電といい、バッテリーに負荷がかかっている状態です。
バッテリーの劣化を防ぐためには、充電したまま放置するのは避けておきましょう。100%まで充電されると自動的に充電しない機能のある最新端末や充電ケーブルもあります。
NGな充電方法②充電しながらスマホを使う
充電コードをさした状態のままスマホを使う人もいるかもしれませんが、これもNGです。充電しながらスマホを使うと、スマホが熱を持つのを感じたことはあるかもしれません。これは、充電の熱と使用中の熱の両方が同時に発生するのが原因です。
発熱量が高くなり、バッテリーはもちろんスマホ端末を傷めることとなってしまいます。
NGな充電方法③バッテリーを使い切ってから充電
バッテリーを完全に0の状態に使い切ってから充電することも、バッテリーに負荷がかかる原因のひとつです。
一般的にモバイル機器に搭載されていることの多いリチウムイオン電池は、充電残量20~80%程度の際に、最も性能が発揮されるとも言われています。そこで、常に20~80%の状態を保つようにしておき、使った分だけ充電するようにするのがおすすめです。
正しい充電方法でバッテリーを長持ちさせて
普段何気なくしていた充電方法が、バッテリーの劣化を早めていた可能性もあるでしょう。充電方法を改めるだけで、バッテリーのモチも変わるはずです。スマホ端末をいたわりできるだけ長く愛用するためにも、充電方法を見直してみてください。
文・佐々木佐奈
(2021年4月9日公開記事)