お金持ちが集まるドバイに住むにはいくらかかるのか?日本人はいる?家賃は意外にも……

2023/02/04 08:00

中東・アラブ首長国連邦(UAE)にある都市ドバイは“お金持ちが集まるところ”というイメージが強いですが、実は富裕層のみならず、一般の人でも住みやすい場所と言われています(1UAEディルハム=35.2円計算)。 ドバイには税がない ドバイにはガーシー議員や「秒速で1億円を稼ぐ男」として知られる事業家・与沢翼氏、FC2創業

中東・アラブ首長国連邦(UAE)にある都市ドバイは“お金持ちが集まるところ”というイメージが強いですが、実は富裕層のみならず、一般の人でも住みやすい場所と言われています(1UAEディルハム=35.2円計算)。

ドバイには税がない

ドバイにはガーシー議員や「秒速で1億円を稼ぐ男」として知られる事業家・与沢翼氏、FC2創業者・高橋理洋氏、海外の有名人だと、デビッド・ベッカムさん、マドンナさんらが自宅や別荘を持っているそうです。

なぜお金持ちが集まるのかというと、ドバイは税金がない「タックス・ヘイブン」と呼ばれるエリアだからです。

ドバイでは個人所得税、付加価値税(日本の消費税のようなもの)がかかりませんし、投資で得られる配当や利息への税金も免除されています。

現在は法人税もありませんが、2023年6月から法人税が導入される予定です。

年間所得が約1億3200万円以上が対象なので、起業家や投資家にとって住みやすい場所と言えるでしょう。

ドバイの家賃は約18万円

ドバイの1ヵ月の賃料の相場はワンルームで5,000ディルハム(約17万6,000円)ほどです。間取りや場所にもよりますが、お金持ちでなくても、出せない金額ではないでしょう。

ただしドバイでは年間の家賃を一括で支払うのが一般的なので注意が必要です。

また、ドバイは住みやすさにも定評があり、人口一人当たりの新型コロナワクチン接種数が世界最多(2022年3月時点)でしたし、安全性やセキュリティでは世界トップ10に入っています。私立学校数も世界で最も多いなど、教育環境も充実しています。

ドバイにいる日本人は4,358人で、日本人学校もあります(外務省、2020年10月時点)。ラーメンは1杯が1,500円から2,000円で、日本食もスーパーで手に入れられますが、輸入品のため割高になるそうです。

ビザの取得にはいくら必要?

ドバイに住むには、主に不動産ビザか就労ビザが必要です。不動産ビザを取得するには、75万ディルハム(約2,640万円)以上の移住用不動産に投資するなど、いくつかの条件をクリアしなければなりません。

就労ビザは経済特区「フリーゾーン」に法人を設立することで取得できますが、フリーゾーンへの登録料が毎年8,697USドル(約113万円)がかかります(1USドル=130円計算)。

もちろん、ドバイの企業へ就職すれば就労ビザを取得できますが、就職先に恵まれなかった場合には年収が100万未満になることもあります。ドバイ人の世帯年収は平均2,600万円、非ドバイ人も約1,000万円と裕福に見えますが、出稼ぎ労働者は年収でも約88万円で、ドバイは貧富の差がとても大きい都市だからです。

資金がなく起業リスクも背負いたくないけれど、どうしてもドバイに住みたいのであれば、ドバイにある日本法人に就職するといいかもしれません。

世界にはドバイ以外にもタックス・ヘイブンがあり、カリブ海のイギリス領バージン諸島、ケイマン諸島や、ルクセンブルク、モナコなどです。国ではありませんが、アメリカのデラウェア州もタックス・ヘイブンです。

ドバイ旅行の費用は20万円が相場なので、下見がてら行ってみるのもいいかもしれません。

文/編集・dメニューマネー編集部

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